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元新潟FWにリーガ初得点許したマジョルカが土壇場失点で4連敗…久保建英はFKで同点弾演出もOG判定でアシストつかず

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MF久保建英

[3.6 ラ・リーガ第27節 セルタ4-3マジョルカ]

 ラ・リーガは6日、第27節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカセルタに3-4で敗れた。久保は3-5-2の2トップの一角で先発し、1-2で迎えた後半4分にFKから同点ゴールを演出。ところが記録はオウンゴールとなってアシストはつかず、勝ち越された同22分に途中交代となった。チームはこれで4連敗となった。

 先に試合を動かしたのはセルタ。前半13分、右からのクロスがゴール前の混戦でこぼれ、MFフランコ・セルビが右足でシュートを狙うと、これがクロスバーに当たって跳ね返り、これを拾ったFWチアゴ・ガリャルドが右足で落ち着いて流し込んだ。T・ガリャルドは2017年に期限付き移籍先のアルビレックス新潟でプレーした元Jリーガー。ラ・リーガ初挑戦の今季21試合目で待望の初ゴールとなった。

 マジョルカも前半17分、FWベダト・ムリキのグラウンダークロスをゴール前で受けた久保がワンタッチパスをミスして奪われるも、すぐにDFジャウメ・コスタが奪い返して左サイドを突破。深くえぐって送り込んだクロスにDFジョバンニ・ゴンサレスがワンタッチで合わせ、うまくミートはしなかったが、浮き上がったボールがゴールマウスに吸い込まれた。

 ところが前半25分、セルタはT・ガリャルドのパスを受けたFWイアゴ・アスパスがシュートを狙い、これがGKセルヒオ・リコに当たって浮き上がると、すぐさま拾ったアスパスがゴール前に折り返し、MFデニス・スアレスが反応。ゴールに押し込んだところでオフサイドを告げる笛が鳴ったが、VARの介入によりゴールが認められた。

 そのまま前半は終了。劣勢のマジョルカは厳しい展開を強いられたが、後半開始直後の3分に久保がMFハビ・ガランのファウルを誘い、ゴール右斜め前でFKを獲得した。すると同4分、このボールを久保が蹴り出すと、ゴール前で競り勝ったDFアントニオ・ライージョが合わせ、DFジョセフ・アイドゥに当たったボールがゴールマウスに吸い込まれた。ライージョのゴールであれば久保にアシストがつくはずだったが、記録はオウンゴール。同じく相手のオウンゴールで得点を逃したビルバオ戦に続き、またも久保は記録に見放された。

 これでスコアは再び同点。ところが後半16分、マジョルカはまたしてもセルタに先行される。アイドゥのロングフィードで自陣右サイドを崩されると、セルビのフリーランにディフェンス陣がついていけず、折り返しのボールにアスパスが反応。ワンタッチで押し込まれ、スコアは2-3となった。

 そして後半22分、久保は3枚替えの一員としてピッチを退き、MFイ・ガンイン、FWアンヘル・ロドリゲス、MFサルバ・セビージャが投入される。すると同39分、マジョルカはV・ムリキのボレーシュートがDFウーゴ・マーロの腕に当たったとして、VARの介入によりPKを獲得し、マーロは退場処分。このPKをS・セビージャが決めて、土壇場で同点に追いついた。

 その後は数的優位のマジョルカが勢いを増すかと思われたが、依然として主導権を握ったのはセルタ。すると後半アディショナルタイム4分、ペナルティエリア左を攻め上がったD・スアレスのクロスがDFマルティン・バリエントの腕に当たり、今度はセルタにPKが与えられた。これをアスパスが決め、そのまま試合はタイムアップ。エースのラストプレーでのゴールでセルタが勝ち点3を奪った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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