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U-16静岡県選抜の10番背負った藤枝東FW良知英祥、プレーと精神面で引っ張り国体制覇へ

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U-16静岡県選抜の10番FW良知英祥(藤枝東高1年)がインターセプトからDFを振り切って前へ

[3.6 ヤングサッカーフェスティバルU-16男子の部 U-16静岡県選抜 0-2 U-16東京都選抜 草薙陸]
 
 U-16静岡県選抜の10番FW良知英祥(藤枝東高1年=藤枝明誠SC出身)が、国体制覇を目標に掲げた。06年早生まれのアタッカーはこの日、静岡の1トップとして先発フル出場。現中学3年生が多いチームの中で「リーダーシップ取って、プレーや精神面でも引っ張って行かなきゃなと思っていました」という良知は、前線で鋭い動きを連発していた。

 前半7分に左足シュートを狙うと、8分には敵陣でのインターセプトで一気に前進。だが、右足シュートをU-16東京都選抜GK後藤亘(FC東京U-15深川)に止められると、20分に左アーリークロスから迎えたビッグチャンスも後藤に足で防がれてしまう。

 良知は後半にも鋭いドリブルでゴールへ向かうシーンがあった。「少しなんですけれども、ドリブルで前への推進力というのは出せたと思います」と頷いたものの、無得点。チームも0-2で敗れ、「自分が前半2回くらい得点を取るチャンスがあったんですけれども、そこで決め切れなかったのが今回の敗因だと思います」と悔しがった。

 トップと両ウイングでのプレー可能な良知は、名門・藤枝東で先発争いに挑戦中。今年の藤枝東は前線の層が厚いが、スピードを活かしたドリブルや抜け出しをより磨いてポジションを勝ち取り、活躍することを目指す。

 そして、国体の目標については「全国優勝です」ときっぱり。「もっと全員が積極性を持ってゴールに向かうと統一していかないといけない。頑張っていきたい」と語るU-16静岡のエース候補が、国体予選、本大会で活躍してチームを日本一へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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