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マンUに漂う“不確定の空気”…正式な指揮官不在で複数の選手たちが幻滅

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現在チームを率いるラルフ・ラングニック監督

 マンチェスター・ユナイテッドの選手たちが正式な指揮官不在の現状を懸念しているようだ。イギリス『BBC』が伝えた。

 昨年11月、2018年からチームを指揮するオーレ・グンナー・スールシャール監督を解任したユナイテッド。一時、マイケル・キャリック氏にチームを託し、12月上旬にラルフ・ラングニック監督の就任を発表した。しかし、ドイツ人指揮官との契約は今季いっぱいで、来季は再び新指揮官とともにスタートを切る予定だ。

 ラングニック監督就任以降、守備面では確かな改善を見せるユナイテッドだが、公式戦18試合で8勝止まりで、先日のマンチェスターダービーでは1-4の完敗を喫するなど直近の3試合で勝利がない。

 この現状を受け、ユナイテッドの選手たちは責任を感じているようだが、一方で長期間にわたり正式な指揮官が不在であることから信念を失っている様子。クラブは“徹底したプロセス”で新指揮官探しに着手しており、マウリシオ・ポチェッティーノ監督やエリック・テン・ハーグ監督の招聘が有力視されているが、両チームともにシーズンの重要な時期を迎えており、現時点で直接的なコミュニケーションを取れていないと考えられている。

 さらに、ユナイテッド内に漂う不確定な空気により、複数の選手がクラブでの生活に幻滅している模様。同メディアによると、ジェシー・リンガードフアン・マタエディンソン・カバーニの退団は確実で、マーカス・ラッシュフォードディーン・ヘンダーソンエリック・バイリーに加え、現在ローン移籍するアントニー・マルシャルドニー・ファン・デ・ベークの将来も不透明だ。

 また、昨夏に12年ぶりに帰還したクリスティアーノ・ロナウドもユナイテッドで2シーズン目を送る望みを持っているようだが、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるトップ4フィニッシュを逃せば、退団が確実と予想されている。

 トップ4フィニッシュのためには残り10試合で全勝が必要だとラングニック監督は認めていたが、これからトッテナムやリバプール、アーセナル、チェルシーら上位勢との対戦が待っており、30ポイントを稼ぐことは非現実的と考えられている。

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