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FIFAがロシアのW杯欧州予選追放を正式決定。この結果ポーランドが決勝進出…ウクライナ戦は6月に延期

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ロシアのW杯欧州予選追放が決定した

 国際サッカー連盟(FIFA)は、ロシア代表をワールドカップ欧州予選から追放することを発表した。

 2月24日に始まったロシア軍のウクライナ侵攻を受け、FIFAと欧州サッカー連盟(UEFA)は同国代表チームとクラブチームの主催大会への出場停止を発表。この結果、3月末に予定される2022年ワールドカップ欧州予選プレーオフからロシア代表、さらにヨーロッパリーグラウンド16からスパルタク・モスクワの参戦が見送られることに。

 この厳しい制裁を受け、不服とするロシアサッカー連合が撤回を求めてスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こしていた。しかし、FIFAは8日にロシア代表を欧州予選プレーオフパスBから追放し、モスクワで準決勝を戦う予定だったポーランド代表が不戦勝で決勝に進み、スウェーデン代表対チェコ代表の勝者と本戦出場権を懸けて対戦することが決まった。

 また、FIFAはロシア軍からの攻撃により国内リーグ戦が中断されるウクライナ代表への対応も発表。当初は3月24日に予定されていたスコットランド代表とのパスA準決勝が延期されることが決定した。

 FIFAは声明の中で「現状で遠征とトレーニングを計画することが不可能であることから、ウクライナサッカー協会はFIFAに予選の延期を要請した。UEFA、並びにパスAに所属する4協会との協議の結果、満場一致で要請を認められることが決まった」と伝え、今後の日程を続けた。

「当初3月24日に予定されていたスコットランドとウクライナの一戦は6月に延期される。これにより、スコットランド対ウクライナ、ウェールズ対オーストリアの勝者による決勝も6月に延期される」

 なお、パスAのもう1つの準決勝ウェールズ対オーストリアは、予定通り3月24日に開催される。

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