[3.9 デンチャレ グループ2 関西選抜1-0プレーオフ選抜]

　第36回デンソーカップチャレンジサッカー(デンチャレ)福島大会の本大会が9日に開幕し、関西大学選抜対プレーオフ選抜の対戦は、関西選抜が1-0で勝利した。

　この試合は当初、12時のキックオフを予定していたが、プレーオフ選抜の一人が発熱。新型コロナウイルス感染症の陽性が確認されたことで、急きょその他チームメイトらの再検査を実施し、該当者を除く全員の陰性と安全性を確認したうえで、16時キックオフの試合として行われた。

　試合は序盤から関西選抜が主導権を握った。前半12分のロングボールで裏を取ったFW松原大芽(阪南大3年=作陽高)のシュートはGKの好セーブに遭い、そのプレーで獲得したCKの流れからDF高木践(阪南大2年=阪南大高)が狙ったボレーもGKが弾いたあと、クロスバーに当たって外れるなど得点にはならなかったが、押し込み続ける。

　すると前半42分、再三、相手DFの背後を狙っていた松原がロングボールで抜け出してループシュート。GK轟大和(中国/IPU・環太平洋大2年=飯塚高)も触ったが、ボールはそのままゴールラインを越える。関西選抜が1点をリードして前半を折り返した。

　先週行われたプレーオフで敗退したチームの選手で構成されるプレーオフ選抜も後半に入ると意地をみせる。右サイドのMFオナイウ情滋(北信越/新潟医療福祉大3年=正智深谷高)が積極的に仕掛けてリズムを生み出すと、後半20分、MF青木駿汰(北信越/金沢星稜大3年=旭川実高)がエリア内で倒されてPKを獲得。しかし青木が左に蹴ったPKは、GK梅田陸空(大阪学院大3年=大阪学院大高)に完璧に防がれ、流れを完全に止められた。

　試合はこのまま関西選抜が1-0で逃げ切った。大会2日目の明日は、関西選抜が九州選抜と、プレーオフ選抜が関東選抜Aと対戦する。

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●第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会特集