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アブラモビッチ氏が売却表明のチェルシー買収へ複数の個人や団体が関心寄せる

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 チェルシー買収を巡って複数の個人や団体が関心を寄せるようだ。

 ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、イギリス政府からの制裁が予想されるロマン・アブラモビッチ氏は2003年に買収したチェルシーの売却を表明。入札期限が3月15日に設定される中、複数の億万長者が近年発展を遂げたクラブの買収に興味が持つことがわかった。

 そのうちの1人がニック・キャンディ氏。アメリカの投資グループと共同でアブラモビッチ氏が希望する売却額に迫る最大25億ポンド(約3800億円)を提示しようとする模様。同氏は特に本拠地スタンフォード・ブリッジの改修に興味を持つようだ。

 キャンディ氏の広報官はイギリス『テレグラフ』で「彼はたくさんのオプションを探っている。このクラブにはワールドクラスのスタジアムがふさわしく、彼の専門が不動産であることはこのビジョンを実現するために非常に価値のあるものだ」と話していた。

 また、チェルシーファンとしても知られる資本家のジェイミー・ルーベン氏も買収に興味を持つ1人。しかし、同氏は昨年ニューカッスル・ユナイテッドを買収したサウジアラビア政府系ファンド『パブリック・インベストメント・ファンド』とともに同クラブの株式を10%保有しており、仮にチェルシー買収に成功した場合、ライバルクラブの株式を放棄せざるを得ず、買収に動く可能性は低いと予想される。

 その他にも、複数のアメリカの億万長者がチェルシー買収に関心を寄せる様子。メジャーリーグ・ベースボールに所属するシカゴ・カブスのトーマス・リケッツ会長やナショナル・フットボールリーグに所属するニューヨーク・ジェッツのオーナーであるウッディ・ジョンソン氏、クリスタル・パレスの株主ジョッシュ・ハリス氏の名前も挙がっている。

 また、サウジアラビアの共同事業体や、スイスの億万長者ハンスユルグ・ビース氏とアメリカ人実業家トッド・ベーリー氏による共同事業体も入札すると報じられる。さらに、トルコの億万長者ムシン・バイラク氏も関心を寄せるようだが、アブラモビッチ氏の希望額を満たせる可能性は低いと先日に明かしていた。

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