beacon

三竿&鈴木優磨のゴールで岩政鹿島が2連勝!! 敗れた神戸は終盤に槙野&菊池“ツインタワー”起用も開幕6戦未勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

鹿島が2-0で勝利

[3.11 J1第4節 神戸0-2鹿島 ノエスタ]

 J1リーグは11日、第4節を行い、鹿島アントラーズヴィッセル神戸を2-0で破った。岩政大樹コーチが代行指揮を執る中、2連勝で今季3勝目。対する神戸は開幕からの大ブレーキが続き、クラブワーストの6戦未勝利(3分3敗)となった。

 ホームの神戸は開幕から続いた中2〜3日の5連戦を終え、3分2敗で未勝利。ようやく中4日で迎えた今節も負傷のFW大迫勇也とFW武藤嘉紀がメンバーから外れ、MFアンドレス・イニエスタとMFセルジ・サンペールも先発を回避する苦しい戦力事情をのぞかせた。対する鹿島も10日に選手3人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、スクランブル状態。DFブエノとDF三竿健斗が今季初めてCBコンビを組んだ。

 試合は前半6分、鹿島のFW上田綺世が強烈なロングシュートを放ち、最初のチャンスを創出。すると同7分、このプレーで得たCKから早くも試合を動かした。MF樋口雄太のキックは相手に阻まれたが、こぼれ球を拾ったDF常本佳吾がクロスを供給。ファーサイドで競り勝ったブエノが折り返すと、三竿が神戸菊池流帆と競り合いながらも頭でゴールに押し込んだ。さらに勢いを強める鹿島は前半15分、右サイドを突破したMF土居聖真のクロスに上田が飛び込んだが、今度は相手に阻まれた。

 その後は徐々に神戸もボールを握れるようになり、拮抗した展開へ。前半26分、DF初瀬亮のスルーパスにMF佐々木大樹が抜け出し、後方から土居に止められてFKを獲得した。土居にはイエローカード。同27分、このFKを初瀬がゴール前に送り込むと、相手のクリアボールに反応したMF中坂勇哉がミドルシュート。GKクォン・スンテがファンブルしたボールを佐々木が押し込んだ。だが、中坂のシュートの時点でオフサイドポジションにいた菊池がクォンのプレーに干渉していたとして、オフサイドの判定が下された。

 その後も神戸がボールを握り続け、前半35分にはゆったりとしたパス回しから決定機。ワンツーで左サイドを突破した初瀬のクロスボールをクォン・スンテがパンチングで阻むと、これを拾ったMF山口蛍が右足ダイレクトで狙った。しかし、ここは素早く構え直していたクォン・スンテがスーパーセーブ。鹿島は同42分、常本の浮き球パスに強靭なフィジカルを活かして抜け出した上田がGK飯倉との1対1を迎えたが、左足でのシュートは左肩のあたりでセーブされた。

 神戸は前半終了間際に佐々木がハムストリングを負傷し、MF小田裕太郎を投入して後半へ。すると後半9分、次に試合を動かしたのも鹿島だった。右サイドでこぼれ球を拾った土居が苦しい体勢ながらも前線に高いフィードを送ると、上田が競り合ったボールがバイタルエリアへ。これに反応したFW鈴木優磨がハーフボレー気味に右足を振り抜き、バウンドボールでゴールマウスに突き刺した。鈴木はこれで復帰後2ゴール目となった。

 苦しくなった神戸は後半10分、MF扇原貴宏とMF中坂勇哉に代わってイニエスタとサンペールを投入。それでも鹿島の勢いは変わらず、同11分には、MFディエゴ・ピトゥカの縦パスを受けた上田が左に持ち出し、惜しいシュートを放った。神戸も同25分、MF郷家友太からのパスを受けたイニエスタが絶妙な浮き球をエリア内に放り込んだが、DF酒井高徳のボレーシュートは空振りに終わった。

 神戸はその後も相手を押し込む中、後半40分には郷家とFWリンコンを下げてDF大崎玲央とDF槙野智章を投入。システムを3バックに変更し、槙野は最前線での起用となった。終盤には菊池も最前線に上げ、本職CBの選手によるツインタワー起用を敢行。それでもスコアは動かずタイムアップ。鹿島が注目の“金J”マッチを制した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP