beacon

伊サッカー連盟会長、ウクライナから逃れた未成年選手の登録を緊急許可…諸費用は連盟負担

このエントリーをはてなブックマークに追加

 イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビナ会長が10日、ウクライナから逃れてきた未成年の選手について、緊急措置として登録を認めることを発表した。イタリアメディア『メディアセット』など複数メディアが伝えている。

 ロシアによるウクライナ軍事侵攻が続く中、イタリアサッカー界のトップであるグラビナ会長は、ウクライナから逃れてきた未成年選手について、今シーズン終了時まで緊急措置を適用することを発表。イタリア国内のアマチュアクラブや、育成年代およびスクール部門所属のチームにおいて、登録を認めることを明らかにした。また、選手登録の際の費用や保険料は、FIGCが負担する。

 イタリアのマリオ・ドラギ首相は、今月8日時点ですでに2万1000人以上に及ぶ避難民を受け入れたことを明かしており、このうちの90%以上が成人女性と未成年とされている。このため、子どもたちや未成年選手のサッカークラブへの登録許可を求める声が上がっていた。FIGCのグラビナ会長はこうした要望を受け、特例措置へと踏み切った。

「現実に起こっている状況を目の当たりにしながら、何もしないでいることはできない。すべての人がそれぞれ責任を負うべきだと考える。FIGCは、ウクライナの子どもたちが我が国でサッカーをプレーすることができるように行動を起こした。彼らがスポーツに取り組むことができないのであれば、“真の受け入れ”とは言えないと確信している」
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP