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10番の一撃を守り抜いた柏、福岡の猛攻をしのいで完封勝利

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MFマテウス・サヴィオの今季2ゴール目で柏が勝利

[3.12 J1第4節 柏1-0福岡 三協F柏]

 12日、J1第4節が各地で行われ、三協フロンテア柏スタジアムでは、柏レイソルアビスパ福岡が対戦。MFマテウス・サヴィオの得点で柏が先制すると、1点を守りきって完封勝利をおさめた。

 連勝スタートを切るも、前節では鹿島に敗れて(●0-1)初黒星を喫した柏。鹿島戦からは2選手を入れ替え、MF中村慶太が2試合ぶりに先発に復帰し、MF小屋松知哉はリーグ戦では移籍後初先発を果たした。一方、ここまで3戦3引き分けの福岡は、前節・札幌戦(△0-0)から2選手を変更。MF金森健志が2試合ぶりにスタメンに入り、MF杉本太郎は今季リーグ戦初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がり2分に、柏が早速チャンスをつくる。MF椎橋慧也の縦パスをFW細谷真大がダイレクトで背後のマテウス・サヴィオに送ると、マテウス・サヴィオはペナルティエリア内のFWドウグラスへとラストパスを入れるも、ドウグラスのトラップは大きくなってしまい、そのままゴールラインを割ってしまう。

 対する福岡は7分、DF湯澤聖人のクロスからFW山岸祐也がヘディングでゴールを狙うも、シュートは枠をとらえることができなかった。

 柏が中盤でボールを奪う回数が増え始めるが、前半25分にアンカーの椎橋が負傷のためMFドッジとの交代を強いられてしまう。それでも29分、中村慶が中盤で相手をかわし、右サイドを抜けたマテウス・サヴィオへ浮き球を送る。細谷とのワンツーでペナルティエリアに進入すると、背番号10はニアサイドに強烈なシュートを突き刺し、柏に先制点をもたらした。

 0-1とリードを許して後半に入った福岡は、FWルキアンにボールが集まりペースを握ったが、シュートまでは持ち込めない。9分には、2列目の金森と杉本に代えてMFジョルディ・クルークスとMF{田中達也をピッチに送り込んだ。14分には決定機を創出。中盤でMF前寛之がパスをカットしてショートカウンターに出ると、ジョルディ・クルークスがGKとDFの間に入れたクロスにルキアンが飛び込む。混戦になったところをルキアンがマイボールにしてゴール前でフリーの前に預けたが、前のシュートはクロスバーを叩く。そのこぼれ球をルキアンが頭で押し込もうとするも、GKキム・スンギュの好守に阻まれてしまう。

 耐える時間が長くなっていた柏は、中村慶と細谷を下げて、DF川口尚紀とFW真家英嵩を投入。福岡は2トップのルキアンと山岸を下げて、FWフアンマ・デルガドとFW城後寿を入れた。

 後半20分過ぎからは柏も攻撃に転じる回数を重ね、真家がシュートチャンスを迎えたがGK村上昌謙のセーブにあってしまう。38分には福岡のCKの場面で、途中出場のMF戸嶋祥郎が自陣から一気にドリブルで持ち上がり、GKとの1対1をつくったが、GK村上のセーブにあった。
 
 福岡は田中とDF志知孝明の左サイドから、何度もクロスを供給。41分には、志知のクロスを湯澤がコントロールから左足で狙ったが、GKキム・スンギュの好セーブに防がれてしまった。

 4分のアディショナルタイムも、福岡の猛攻が続いたが、スコアは動かず。柏が1-0で勝利した。3勝目を挙げた柏は、勝ち点を9に。福岡は今季初黒星を喫した。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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