beacon

バロンドールが4つの歴史的な変更を実施へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

バロンドールの変更点が発表された

 フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が11日、世界年間最優秀選手に贈られる賞『バロンドール』に関し、4つの歴史的な変更を行うことを発表した。

 1つ目は評価の対象期間。これまでは1月から12月までだったが、伝統的なサッカーシーズンに合わせ、8月から翌年7月までに変更となる。そのため、2022年バロンドールは2021-22シーズンの活躍が対象。今年11月から12月にかけて開催されるカタールW杯の評価は2023年バロンドールに含まれる。

 また、2つ目の変更点として、候補者リストの選定プロセスがさらに強化されることになった。今までは主に『フランス・フットボール』の編集スタッフが関与していたが、可能な限り公正で議論の余地のない適切な選定を行うため、アンバサダーの元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏など、新たに有識者が追加される予定としている。

 3つ目は投票者の人数。2021年は170か国の代表者が投票権を持っていたが、男子はFIFAランキングの上位100か国、女子は上位50か国の代表者に絞り込まれる。専門性のレベルを高め、まれに起きる空想的な投票を制限する目的があるという。

 最後は選考基準の明確化だ。最も優先されるのは個人のパフォーマンスと候補者の印象的なキャラクターとし、続いてチームのパフォーマンス、シーズンを通しての記録、品格やフェアプレー精神に焦点が当てられる。一方で、バロンドールをオープンな競争として考えるため、選手のキャリアについては選考基準から外されることになった。

TOP