beacon

「あれだけチャンスを…」押し込む展開つくるも福岡は3戦連続無得点

このエントリーをはてなブックマークに追加

開幕戦以来ゴールから遠ざかっている福岡

[3.12 J1第4節 柏1-0福岡 三協F柏]

 開幕から3連続で引き分けているアビスパ福岡は、敵地で柏レイソルに競り負けて今季初黒星を喫した。

 前半29分に今季初めて先制点を奪われるも、後半は柏を押し込む展開に。14分にMFジョルディ・クルークスのクロスの混戦から最後は、MF前寛之が決定機を迎えたが、ゴール至近距離から放ったシュートはクロスバーに嫌われる。そのこぼれ球にFWルキアンが反応して頭で押し込もうとするも、GKキム・スンギュが好セーブ。終盤に猛攻を仕掛けた場面では、左SB志知孝明のクロスを右SB湯澤聖人がコントロールし、左足で狙ったが、これもGKキム・スンギュに阻止された。

「あれだけチャンスをつくって、得点をとることができませんでした」。長谷部茂利監督は、シュート14本を放ちながらも無得点に終わった試合を悔やむ。

 4試合で失点2は、3勝1敗の柏と同じ数字だが、3分1敗と福岡が白星に結びついていないのは、4試合で1得点のみにとどまっていることが要因のひとつといえる。「流れの中でとれなかったら、セットプレーだったりとかでとるしかないので、攻撃の部分に関しては後ろの選手も含めてやり続けていくしかない」とDF宮大樹は、チームとしてゴールに向かうことを強調する。

 ルーキーイヤーを過ごした古巣との一戦に臨んだ湯澤は、「チームとして点がとれていないのもありますし、積極的にゴール前にボールを入れてチャンスを増やしたい」と、クロスを意識していたという。「そこまで失敗したなというクロスはなかったですけど、ドンピシャで合うクロスもそんなに多くなかった」と省みると、「ピンポイントで合わせられれば、それだけで1点が入る」と質を上げていくことを誓っていた。

(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP