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「10年後に1p差で2位になったことを誇る人なんているか?」クロップ、優勝争いへ意気込む

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優勝争いへ意気込むユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督が、アーセナル戦の勝利を振り返った。

 プレミアリーグ第27節延期分で、アーセナルと対戦したリバプール。5連勝中と絶好調の相手と敵地で対戦したが、前半は互角の展開に。それでも後半9分にFWディオゴ・ジョタが均衡を破ると、同17分にはFWロベルト・フィルミーノが追加点。2-0で大一番を制した。

 これでプレミアリーグ破竹の9連勝を達成し、首位マンチェスター・シティまで1ポイント差まで迫ったリバプール。試合後、クロップ監督は『スカイ・スポーツ』で試合を振り返った。

「両チームともに我慢強く、相手のポゼッション時に前へ出ない時間帯もあったが、それをやらなければならなかった。トレント(アレクサンダー・アーノルド)はガブリエウ・マルティネッリ相手に本当によくやっていたよ。もし彼に『守備ができない』なんていう人がいたら、私はひっぱたくだろうね。彼がこれ以上何をしなければいけないのか、私にはもうわからないよ」

「前半はライン間に十分選手を送り込めず、動きも正確じゃなかった。でも本当に厳しい試合になるとわかっていたので、大きな問題ではない。アーセナルは素晴らしいタレントのあるチーム。スピードとフィジカルもあるね。だからハーフタイムに怒ったりはしなかったよ。ただ、少し変えたかった」

「(先制前の)アリソンのセーブはセンセーショナルだ。私としては、正直失点すると思った。彼らのクオリティを考えれば、ああいった失点はよくある。だけど、アリがそれを起こさせなかったんだ。トップクラスの2チームが、共にフットボール的なアイデアを持ち、ポゼッションで優位に立とうとしたね」

 そして、優勝争いに言及。「“良い時間”を過ごしたのは確かで、我々に必要なことだった」としつつも、目の前に集中することを強調した。

「1ポイント差になったが、同じだよ。試合に勝たないと。シティとの対戦もあるし、他のチームとの試合も残っている。選手全員がフィットしてインターナショナルウィークから戻ってくることを祈るよ。14ポイント離れているよりは、1ポイントの方がいいだろう。だが、次の試合をどう乗り切るか。それだけを考えている」

「(1ポイント差で2位になったとして)10年後に『誇りに思うべき』なんて言う人はいると思う? おそらくいないだろうね。我々には特別なグループがあることはわかっている。だからこの状況から最大限を引き出そうとしているんだ」

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