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徳島が5戦目で待望の今季初勝利!ハイプレスで圧倒した前半に2発! 大宮は開幕5試合勝ちなし

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先制点を挙げた徳島FW西谷和希

[3.19 J2第5節 大宮0-2徳島 NACK]

 J2リーグは19日、各地で第5節を行い、NACK5スタジアム大宮では大宮アルディージャ徳島ヴォルティスが対戦した。今季初勝利を懸けた一戦は前半ハイプレスで圧倒した徳島が2-0で勝利。J2に降格した今季は4試合連続で引き分けが続いたが、待望の初白星を挙げた。

 互いに開幕から勝ちがなく、今季初勝利を懸けた一戦。ここまで2分2敗の大宮は13日の栃木戦(△1-1)から1人を入れ替え、MF武田英寿が4試合ぶりにスタメン復帰した。対する徳島は12日の熊本戦(△2-2)から3人を変更。出場停止明けのDFカカが今季初先発を飾り、DF石尾崚雅(←金沢)、MF児玉駿斗(←名古屋)は加入後初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半は徳島が圧倒した。前線から連動したプレッシングをかけて流れを引き寄せ、試合を動かした。前半15分、ボールを動かして相手を崩すと、児玉が左サイドを使い、DF安部崇士がクロスを供給。クリアを試みたDF小野雅史のミスから、こぼれたボールに反応したFW西谷和希が迷わず右足を振り抜き、先制のネットを揺らした。

 ラインを押し上げてプレスをかける徳島に対して、大宮は背後に空いたスペースを突き、前半21分には自陣からのカウンターでMF矢島慎也が絶妙なスルーパス。左サイドを駆け上がったFW柴山昌也がアーリークロスを入れると、猛然とスプリントしたFW河田篤秀が滑り込みながら右足シュート。良い形を作って反撃を試みたが、その後は徳島にはめられ、苦しい時間帯が続く。

 徳島は児玉がアンカーのMF大橋尚志をマークして配給を遮断し、大宮のビルドアップに制限をかける。さらに、連動したプレスでパスコースを限定して相手のミスを誘発すると、西谷が高い位置で立て続けにインターセプトし、ショートカウンターに転じた。

 前半27分にも苦し紛れにボールを出させたところで、出足鋭く西谷が高い位置でカット。児玉、FWムシャガ・バケンガとダイレクトでつなぐと、抜け出した西谷がDF西村慧祐に倒され、PKを獲得。キッカーのバケンガが右足でGKの逆を突き、ゴール左に蹴り込んだ。

 2-0とリードを広げた徳島は波状攻撃で攻め立て、立て続けに3点目のチャンスをつくる。前半アディショナルタイムには安部が強烈な左足ミドルでゴールを強襲したが、GK南雄太の好セーブに阻まれた。前半の枠内シュート数は大宮の0本に対して徳島が10本と圧倒した。

 流れを変えたい大宮はハーフタイム明けに2枚替えを行い、MF小島幹敏とMF奥抜侃志を投入。徳島のプレスが緩んだ中で徐々に攻撃の形をつくった。徳島も後半18分、U-21日本代表FW藤尾翔太とFW坪井清志郎を送り込み、後半30分にはFWオリオラ・サンデーとMF長谷川雄志を投入。互いに交代カードを切りながら次の1点を目指したが、そのまま試合終了。大宮は0-2で敗れ、開幕5試合未勝利が続いている。

(取材・文 佐藤亜希子)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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