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終盤に大荒れも…ペドリ躍動のバルセロナ、ガラタサライに逆転勝ちでELベスト8進出!

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バルセロナがベスト8進出

[3.17 EL決勝T1回戦第2戦 ガラタサライ 1-2 バルセロナ]

 バルセロナは17日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦でガラタサライのホームに乗り込み、2-1で逆転勝利を収めた。2試合合計スコアは2-1。クラブ史上初のEL制覇に向け、ベスト8進出を果たした。

 10日にカンプ・ノウで開催された第1戦はスコアレスドロー。バルセロナは同試合でベンチスタートだったDFジェラール・ピケとMFセルヒオ・ブスケツをいずれも先発起用した。また、ピケとのセンターバックコンビをDFロナルド・アラウホからDFエリック・ガルシアに変更。一方、ガラタサライは第1戦で途中出場から好機に絡んだFWバフェティンビ・ゴミスを1トップでスタメン起用した。

 バルセロナはボールを持つと怒号のような大ブーイングを浴びる完全アウェーの雰囲気の中、ポゼッションで上回ってゲームを進めるが、第1戦と同様に相手の強度の高い守備に苦戦する。さらに選手が倒された場面でファウルの笛が鳴らない場面も目立ち、フラストレーションがたまる展開となった。

 すると前半28分、ガラタサライの右CKからDFマルコンにヘディングで押し込まれ、先制ゴールを献上してしまう。だが、この嫌な流れを断ち切ったのはMFペドリだった。

 それまで攻撃に個人技でアクセントを付けていた19歳は前半37分、ペナルティエリア内左でFWフェラン・トーレスからのパスをフリーで受けると、立て続けにシュートのタイミングを外して2人を滑らせ、最後は右足で落ち着いてゴール左へ流し込んだ。

 ペドリの“魔法”で同点に追い付いたバルセロナはハーフタイムを挟み、後半4分に逆転する。ブスケツのミドルシュートがGKイニャキ・ペーニャに止められ、こぼれ球を蹴り込もうとしたペドリのシュートも弾かれるが、右へ飛んだボールをMFフレンキー・デ・ヨングが頭で折り返す。これをFWピエール・エメリク・オーバメヤンが右足で押し込み、2-1と試合をひっくり返した。

 後半11分にはDFセルジーニョ・デストが負傷で交代を余儀なくされ、アラウホを緊急投入。そのまま右サイドバックに入った。終盤にはスローインで時間をかけたDFジョルディ・アルバに対し、スタンドから物が投げ込まれる。再開後にまたしてもピッチに物が投げ入れられると、J・アルバがスタンドにボールを蹴り、両チームの小競り合いに発展。J・アルバにはイエローカードが出された。

 ハプニングもあったバルセロナだったが、ガラタサライの反撃を抑えて2-1で逃げ切りに成功。準々決勝は第1戦が4月7日、第2戦が同14日に行われる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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