beacon

90分、121分…“終了間際”に2度のドラマ!! 劇的V弾のフランクフルトがEL8強入り! 追いすがるベティス振り切る

このエントリーをはてなブックマークに追加

延長戦の末に劇的な形で8強入りを決めたフランクフルト

[3.17 EL決勝トーナメント1回戦第2戦 フランクフルト 延長1-1 ベティス]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は17日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、日本代表MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルト(ドイツ)はベティス(スペイン)と対戦した。0-1で90分間を終えると、2試合合計2-2で延長戦に突入。終了間際の121分、劇的な決勝点を奪ったフランクフルトが2試合合計3-2で上回り、ベスト8に進出した。鎌田は左ウイングで先発し、後半21分までプレー。長谷部はベンチ入りしたが、出番はなかった。

 第1戦は鎌田が決勝ゴールを挙げ、2-1で勝利したフランクフルト。前半14分にビッグチャンスを迎え、MFジブリル・ソウの鋭い縦パスで背後に抜け出したMFアンスガー・クナウフが右足シュート。決定的な形だったが、GKルイ・シウバの好セーブでコースが変わり、惜しくもクロスバーを叩いた。

 前半を0-0、2試合合計2-1とフランクフルトのリードで折り返すと、ベティスは1点を目指して攻勢を強める。すると後半20分、右サイドでパスを受けた40歳のMFホアキン・サンチェスが食い付いてきた相手を1人、2人とかわして持ち上がり、ゴールライン際からマイナス方向にクロス。ファーサイドのDFフアンミが飛び込み、ヘディングで叩き付けるチャンスを迎えたが、GKケビン・トラップのビッグセーブに遭った。

 鎌田はその直後に交代。フランクフルトは0-0で試合を終えれば2試合合計2-1だったが、劇的な展開が待っていた。終了間際の後半45分にMFナビル・フェキルのクロスをFWボルハ・イグレシアスが押し込み、先制ゴール。ベティスは土壇場で1-0とし、2試合合計2-2に追いついた。

 今大会からアウェーゴールルールが廃止され、試合は延長戦に突入。延長後半4分、ベティスはMFディエゴ・ライネスがPA内を仕掛けてシュートを打つと、相手DFがブロックされたが、そのこぼれ球にファーサイドのイグレシアスが反応。フリーでヘディングシュートを放つ決定機を迎えたが、これはクロスバーを叩き、絶好の得点機を逃した。

 PK戦が見えていた時間帯だったが、再び“終了間際”にドラマが待っていた。延長後半15分+1分、MFフィリップ・コスティッチのFKが相手のオウンゴールを誘発し、劇的な決勝ゴール。VARが介入した末に得点が認められ、2試合合計3-2で上回ったフランクフルトが準々決勝に進出した。

●海外組ガイド
●ヨーロッパリーグ(EL)21-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP