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川崎Fは劣勢から後半2発で連勝! 今季未勝利の広島はルーキー満田が攻守に奮闘も…得点奪えず連敗

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川崎FのDF山根視来と広島MF満田誠

[3.19 J1リーグ第5節 広島 0-2 川崎F Eスタ]

 J1リーグは19日に第5節を行った。サンフレッチェ広島川崎フロンターレが対戦し、川崎Fが2-0で勝利。いまだ未勝利の広島は連敗を喫した。

 前節、ミヒャエル・スキッベ監督の初陣は黒星に終わった広島。4試合で1敗3分といまだ未勝利が続いている。3-4-2-1の布陣を敷き、GK林卓人、3バックは右からDF佐々木翔、DF荒木隼人、DF野上結貴が並ぶ。ボランチ2枚はMF野津田岳人とMF塩谷司。右WBはMF藤井智也、左WBは流通経済大卒のルーキーMF満田誠を置き、2シャドーはMF浅野雄也、MF森島司が入る。1トップはFWジュニオール・サントスとなった。

 川崎Fは連戦を終え、4勝1敗1分。布陣は4-1-2-3でGKチョン・ソンリョン、4バックは右からDF山根視来、DF山村和也、DF谷口彰悟、満田と同級生の流経大卒ルーキーDF佐々木旭。アンカーはMF橘田健人、インサイドハーフはMF脇坂泰斗とMF小塚和季を配置。前線3枚は右がMF家長昭博、中央がFWレアンドロ・ダミアン、左がMFマルシーニョとなった。

 前半は広島がシュート数多く攻め立てる。前半8分、浅野がGKチョン・ソンリョンの飛び出しを見逃さず、ハーフラインからロングシュート。しかし、惜しくもゴール枠がいに逸れる。直後には藤井がPA手前から左足シュートを放った。

 広島は前半15分にも決定機。藤井が右サイドからクロスも、混戦のこぼれ球はファーサイドに流れる。待ち構えた満田がボレーを打つと、ボールは相手に当たりながら、ゴールライン上まで転がる。しかし、谷口に大きくクリアされた。

 それでも広島は先制できず、川崎Fは守勢を貫いて前半はスコアレスで折り返した。

 川崎Fは後半開始からマルシーニョが流れを変えるべく、個人突破を狙う。しかし、広島のルーキー満田に抑えられる。一方、広島はその満田が攻撃面でも光る。後半16分、左サイドからカットイン。PA手前へのパスはJ・サントスが落とし、再びボールを収めた満田が右足ミドルを放つ。だが、相手守備陣にブロックされた。

 攻勢を強めたい川崎Fは、交代カード3枚を切る。小塚、ダミアン、マルシーニョを下げ、MF大島僚太、FW知念慶、FW宮城天が入った。

 すると、川崎Fが少ないチャンスをモノにする。後半28分、大島が左CKを右足でキック。インスイングでゴール方向に向かったボールを、谷口と野上が競り合う。野上の頭をかすめたボールはそのままゴールへ。川崎Fがオウンゴールで先制点を奪った。

 広島は後半31分、ここまで躍動した満田と浅野を下げ、MF東俊希とMF柴崎晃誠が入る。同36分には、先週U-21日本代表に選出されたFW鮎川峻がJ・サントスに代わって出場した。一方、川崎Fは38分に家長をに代え、FW小林悠を入れて逃げ切りを図る。

 川崎Fは後半44分に追加点を挙げる。山根のパスから、PA手前の知念がダイレクトシュート。GK林にセーブされるが、ゴール前に詰めた山根がこぼれ球を押し込む。一瞬の隙を突き、王者が2-0と点差を広げた。

 守りの時間も長かった川崎Fが巧みな試合運びで得点を重ね、2-0で連勝達成。一方、試合を支配する場面も多かった広島は1点が遠く、連敗を喫した。

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