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「薫が決めてくれて良かった」…南野、W杯出場決定に喜び表しつつ「同時にここは通過点」

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予選突破に喜びの表情を見せるFW南野拓実(右)

[3.24 W杯最終予選 日本2-0オーストラリア シドニー]

 主力の一人として、アジアの戦いを勝ち抜いた。7大会連続W杯出場を決めた日本代表のFW南野拓実(リバプール)は「素直に嬉しい。最終予選を経験してW杯に行くというのは、すごく意味のあることだと思っている。僕自身にとっても初めての経験だったし、非常に今は嬉しく思う」と白い歯を見せた。

 勝てばW杯出場が決まる“大一番”オーストラリア戦。「勝ってW杯の切符をつかみたいと思っていた」という前向きな姿勢をプレーで示す。試合開始早々の前半1分にファーストシュートを放つと、その後も果敢にゴールに迫った。

 幾度となく決定機に顔を出す。しかし、前半32分に右サイドのMF伊東純也が送ったクロスから放ったヘディングシュートはクロスバーを叩く。さらに同37分にはDF長友佑都のラストパスに走り込んだが、ダイレクトで合わせたシュートはまたもやクロスバーに弾かれた。

 クロスバーに2度阻まれたものの、「逆にゴールを決められそうな感覚はあった」。しかし、後半35分のシュートも相手選手にブロックされ、「入らないときもある」と振り返ったように、0-0のまま迎えた後半39分にピッチを後にした。

 すると、交代で入ったMF三笘薫が後半44分に先制点を奪取。さらに同アディショナルタイムにダメ押しゴールを記録し、2-0の完封勝利を収めてW杯出場が決まった。南野自身にゴールは生まれなかったが、「何よりもチームが勝つことが一番。交代で入った薫が決めてくれて本当に良かった」と喜びを表した。

「予選突破できて非常に良かった」。素直な気持ちを語りつつ、「同時にここは通過点。W杯が本番なので、そこに向けてまた頑張っていきたい」と“本番”に向けて新たな歩みを進めていく。


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