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遠藤航「自分たちの力を証明できた」崖っぷちからの6連勝に手応え

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[3.24 W杯最終予選 日本2-0オーストラリア シドニー]

 日本代表がカタールW杯出場を決めた。最終予選は序盤で1勝2敗とつまずいたが、崖っぷちから6連勝。最終予選のアウェーでは初めてオーストラリアに勝利した。MF遠藤航は「結果が出ないことはありましたし、最終予選が難しい戦いになるのは分かっていましたが、自分たちの力を発揮できれば、こうやって勝ち続けられるということは証明できた」と胸を張った。

 初戦のオマーン戦で0-1とまさかの黒星。第2戦の中国戦には勝利したが、第3戦のサウジアラビア戦にも敗れた。序盤で2敗目を喫する窮地に追い込まれ、厳しい批判も浴びたが、最後は6連勝でW杯切符をもぎ取った。

 森保ジャパンは昨年10月のオーストラリア戦で布陣を変更し、新たに4-3-3を採用。遠藤がアンカーを担い、MF田中碧(デュッセルドルフ)とMF守田英正(サンタクララ)が一列前に並んだ中盤3枚が機能した。

「最初の頃はアタッキングサードに入った時にどうこじ開けるのか、崩すのか、点を取るのか、少し課題があった。今は中盤3枚でしっかりボールを持ちながら、ここというタイミングで前に出たり、サイドバックがオーバーラップしたりする形がかなりできていると思う」。そう手応えをにじませ、「同じシステムでやっていくメリットは感じている」と力を込めた。

 最終予選はキャプテンマークを巻く試合もあり、中盤の要として欠かせない存在に君臨した遠藤。「前回W杯を決めた時に上から見ていて、自分もここに立ちたいと思った。自分のポジションを奪うんだという意識でやってきて、実際に実現できていることに成長を感じているんですが、イメージしてきた未来ではある。最低限の仕事をこなせたという一方で成長も感じる」と最終予選を振り返った。

 カタールを見据え、「ここがスタート」と強調。「W杯で結果を残すために自分はここでスタメンを取って、これからまたチームでしっかり頑張って、いい準備をしてW杯に挑みたい」と表情を引き締めた。

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