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4年前は最後に落選…浅野拓磨「やっとスタート地点に立てた」

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センターフォワードで先発したFW浅野拓磨

[3.24 W杯最終予選 日本2-0オーストラリア シドニー]

 FW大迫勇也不在のセンターフォワードで先発した。「昨日の練習で監督から直接言われた」と前日練習でスタメンを知らされたFW浅野拓磨(ボーフム)は「相手が前がかりに来るのは予想していたので、その裏を突いて、味方が持ったらスペースに走るというのは監督からも言われていた」と、その指示を明かした。

「常に裏に走って、相手のラインを下げてスペースを空けることを意識しながらプレーした」とオーストラリアの最終ラインを押し下げることには成功したが、自分自身、ゴールという結果を残せなかったことについては「悔しいし、自分の仕事ができたという試合ではなかった」と厳しい表情だった。

 前回のロシアW杯出場を決めたオーストラリア戦で先制点を決めた浅野は、今予選でも昨年10月12日にホームで行われたオーストラリア戦で決勝点につながるオウンゴールを誘発。“オーストラリアキラー”としての期待も大きかったが、「試合前から自分が決めると思い込んで試合に臨んだし、周りがどう期待しているかは関係なく、自分が自分自身に一番期待して試合に臨んでいた」と悔しさを隠さなかった。

 チームとしてW杯出場を決めたことは喜びつつも、「やっとスタート地点に立てたという気持ちが強い」と表情を引き締める。予選突破に貢献したロシアW杯は最終候補メンバーに入りながら最後に落選。FW岡崎慎司がケガを抱えていたこともあり、バックアッププレイヤーとしてロシアまで帯同しながらメンバー入りを果たせず、初戦のコロンビア戦後に離脱するという悔しさを味わった。

「前回の経験を経て言うなら、残りの半年で何が起こるか分からないというのは僕自身、強く感じている。この半年でできる限りの成長をして、W杯に自分自身が行くという目標に向けて、また明日から頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。

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