beacon

チェルシー売却進めるアブラモビッチ氏、早くも新クラブ買収の交渉開始

このエントリーをはてなブックマークに追加

ロマン・アブラモビッチ氏

 ロマン・アブラモビッチ氏はチェルシーを売却しようとしつつ、早くも新しいサッカークラブを買収するための交渉を開始したと、英『ミラー』が伝えた。

 アブラモビッチ氏は英国政府による制裁を受ける前に3月上旬、チェルシーを売りに出した。同氏はロシアのウクライナ侵攻の結果として、ウラジーミル・プーチン氏との関係から資産を凍結され、チェルシーを通じた金儲けができなくなったのである。

 トルコメディアの『ファナティック』によると、アブラモビッチ氏はサッカー業界に残ることを熱望し、現在トルコスーパーリーグに所属するギョズテペの買収交渉を始めているという。

 トルコは現在、ロシアに対する制裁を適用していない。アブラモビッチ氏がゴズテペとの交渉を開始したという報道は、アブラモビッチ氏の豪華ヨットがマルマリスというリゾート地の港に停泊したわずか48時間後になされたものである。

 彼のもう一つの豪華ヨットは、その前日にボドルムに到着したが、ウクライナ人のグループが小型モーターボートで停泊を阻止しようとし、失敗して抗議を引き起こした。

 トルコはNATOに加盟しているが、ロシアとウクライナの両方と密接な関係にあるため、この紛争では特殊な立場にある。同国はプーチン氏の侵攻に批判的だが、両国の仲介役として中立を保っている。

 チェルシーにはここ数週間、買い手候補からの入札が相次いでいる。スイスの大富豪ハンスヨルグ・ビス氏、アメリカの実業家トッド・ベーリー氏、不動産開発業者ニック・キャンディ氏、グローバル投資会社セントリクス、ニューヨーク・ジェッツのオーナーであるリケッツ家とサー・マーティン・ブロウトン氏などが購入候補者となっている。

TOP