beacon

[MOM3781]矢板中央MF高橋海斗(新3年)_ボランチ再転向で強み発揮し、2発!

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半9分、矢板中央高はMF高橋海斗が右足で先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.25 船橋招待U-18大会 矢板中央高 3-1 広島皆実高]

 ボランチ再転向のMFが2ゴールを叩き出した。前半9分、矢板中央高は左SB木村匠汰(新3年)の左ロングスローをMF田邉海斗(新3年)が頭でそらし、MF高橋海斗(新3年=ACエボルティーボ出身)が右足で先制点を押し込んだ。

「入る場所というのはチーム全体で意識してきたので、来ると信じて走っていた」というゴールでチームを勢いづけた高橋はさらに21分、再び木村の左ロングスローから相手のクリアミスを逃さずに2点目。昨年はFWとしてもプレーしていた長身ボランチが、強みである得点力で勝利に貢献した。

「ゴールというところが自分の特長。長所の部分と(課題の)守備の部分でどれだけできるか、この春にやろうと思っていた。きょうはどっちもできたので良かった」と高橋。選手権登録メンバーに入っていた高橋だが、新チームでは「悔しい思いをしてきたと思います」(金子文三コーチ)という期間を経験してきた。

 FWとして新チームをスタートしたが、層の厚いAチームの前線で出番を得られずにボランチへ再転向。だが、コロナ禍で重ねてきた肉体強化と守備意識の向上によってチャンスを掴み、結果も残した。キープ力も高い高橋は、より評価を勝ち取ることを目指す。

「まだトップチームにしっかり絡めているわけじゃない。守備も評価されるくらいまでやっていけたらもっと評価されるかと思う。(今年の目標は)まずはチームとして選手権出場、インターハイ出場があるんですけれども、その中で大事な場面で点を獲れる選手になりたい」。先輩MF大畑凜生(→法政大)のような攻撃も、守備でも活躍できるボランチになること。アピールを続けて不動の存在となり、ゴールで矢板中央を白星へ導く。

(取材・文 吉田太郎)

TOP