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先発GKと途中投入GKが次々負傷…デビュー戦でGK初体験の大宮DF「ビックリした」「『お前ならできる』と」

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大宮vs岡山で珍事

[3.26 J2第6節 大宮 1-1 岡山 NACK]

 26日にNACK5スタジアム大宮で行われた大宮アルディージャvsファジアーノ岡山の一戦で、大宮の先発GKと交代GKが立て続けにアクシデントに見舞われ、新天地デビューのフィールド選手が代役GKを務める珍事が起きた。

 大宮は前半13分にMF矢島慎也のゴールで先制したが、GK南雄太が前半終盤に負傷した影響でハーフタイム中に交代。後半から控えのGK上田智輝が投入された。ところが、その上田もロングボールを蹴った際に足を痛め、プレー続行不可能に。本職のGKがいない中でゴールマウスを託されたのは、センターバックで先発出場していたDF栗本広輝だった。

 現在31歳の栗本は、順天堂大からHonda FC(JFL)を経てアメリカの複数クラブを渡り歩き、今季から大宮へ完全移籍。今節が加入後初出場だった。大宮はチーム全体で体を張って守っていたが、後半アディショナルタイム5分に岡山のMFステファン・ムークに同点弾を献上。そのまま1-1で終了し、土壇場で勝利を逃す結果となった。

 Jリーグ公式サイトによると、栗本はデビュー戦を振り返り、「いろいろなことが初めてだったので、想定外のことが起きることは予想していたけど、まさかGKまでやるとは思っていなくてビックリしました」と率直にコメント。GKを任された経緯については「(上田)智輝がもうプレーできないと分かった上で、残りの時間でGKを誰がやるのかを含めてどう戦うか監督と話したいと思って走っていった。そこで『お前ならできる』と言ってもらった認識だけど、僕が走っていった時点で僕がやることになったのかなと思います」と明かしている。

 GK経験は一度もなく、「初めてだったので僕も分からないことだらけで、(南)雄太さんやGKコーチの(松本)拓也さんなどに『何が一番大事か』と聞いて、『とにかく予測で動くな』とは言ってもらった」という。

 不慣れなポジションで奮闘したが、終了間際に失点を喫する悔しいドロー。「チームとしては勝利がない中で勝ち点3を取りたかったけど、勝ち点1になってしまったことは非常に残念だったと思います」と語った。


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