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ドバイカップ最終戦で出番待つ…U-21日本代表最後の守護神・佐々木雅士「100%の状態でプレーできる」

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GK佐々木雅士(柏)

 パリ五輪世代のU-21日本代表は、ドバイカップU-23で2試合を消化。2連勝で29日の決勝進出を果たした。ここまでの2試合はGK鈴木彩艶(浦和)とGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が出場。出番を待つGK佐々木雅士(柏)はオンライン取材で「最終戦でチャンスがあれば、100%の状態でプレーできると思っています」と意気込みを語った。

 23日の第1戦・U-23クロアチア代表戦(○1-0)では、鈴木が出場。26日の第2戦・U-23カタール代表戦(○2-0)では、小久保がゴールを守った。接戦をモノにした決定力が目立つが、2試合で無失点も高く評価されるところ。メンバーは異なり、ピンチの場面も多かったが、粘り強さも垣間見せた。

 2人のGKの奮闘から、佐々木も刺激を受けている。「2試合とも2人が無失点で試合を終えてくれて、チームとしてはいい状態で最終戦に向けてトレーニングできている。試合が終わった後も、彩艶もブライアンもいいモチベーションで練習に臨んでくれているので、僕自身もいい気持ちで臨めている」。残るは一試合のみ。「最終戦でチャンスがあれば、100%の状態でプレーできると思います」と自信をみなぎらせる。

「この試合で自分が出ているんだぞっていう存在感を示していきたいです。どうやれば存在感を出せるか。ゼロで止めることだし、ディフェンスラインを安定させるコーチングだったり、カバーリングも。そういうのを90分通してプレーしたいなと思っています」

 チームで一人しか出ることができないのは、GKの宿命だ。だが佐々木は、柏でも韓国代表GKキム・スンギュとしのぎを削る。今後も引き続き代表活動に呼ばれるためには、クラブでも活躍し続けないといけない。「まずはレイソルでいいパフォーマンスを。スンギュ選手を超えないといけない。いまはそこを目指してやっていっています」。クラブで大きな壁を乗り越えたとき、代表での正守護神の座も見えてくるはずだ。

(取材・文 石川祐介)
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