beacon

痛恨ドローで迎えたW杯決定セレモニー…森保監督「W杯に向けてもっともっと力をつけたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表森保一監督

[3.29 W杯最終予選 日本1-1ベトナム 埼玉]

 カタールW杯アジア最終予選最終節ベトナム戦(△1-1)の終了後、埼玉スタジアム2002ではW杯出場決定セレモニーが行われ、日本代表森保一監督が「皆さんの応援あってのW杯出場だったと思います。本当にありがとうございます」とあいさつした。

 ベトナム戦は先発9人を入れ替えて臨んだ中、最下位相手に1-1のドロー。24日のオーストラリア戦の勝利でカタールW杯出場権を獲得し、6連勝と勢いに乗っていたはずの森保ジャパンだったが、ホームでのラストマッチを勝利で飾ることができなかった。

 森保監督はセレモニーの冒頭で「せっかくお越しいただいたのに勝てずに申し訳ありませんでした」と謝罪。「しかしながら、皆さんが今日この埼玉スタジアムに足を運んでいただいたこと、テレビの前で日本代表を応援してくださった、たくさんの方々がホームで戦う日本代表を応援してくださっていることを胸に刻みながら選手たちが頑張ってくれました」とサポーターの応援に感謝した。

 今回の最終予選では第1節オマーン戦、第3節サウジアラビア戦に敗れ、一時1勝2敗という崖っぷちの状況に追い込まれた。それでも4-3-3へのシステム変更、MF田中碧(デュッセルドルフ)ら新戦力の抜擢もあり、そこから6連勝を達成。7大会連続のW杯出場権を手にした。

 森保監督は「今日は勝てませんでしたが、W杯に続く道のり、厳しく険しい戦いばかりでした。われわれをずっと応援してくださった皆さん、多くの方々の励ましのおかげでわれわれは厳しい戦いをなんとか粘り強く、心折れることなく戦っていくことができ、W杯出場を掴み取ることができました。皆さんの応援あってのW杯出場だったと思います。本当にありがとうございます」とサポーターに呼びかけた。

 もっとも、最後は過去4戦全勝だったベトナム相手にドロー。本大会に向けて暗雲の漂う結果となった。指揮官は「勝てなかったということはまだまだW杯に向けて力をつけろということだと思います。本大会までにもっともっと力をつけて皆さんに喜んでもらえる結果を出したいです」と宣言。「選手たちは毎回いい準備をし、全力を尽くしてくれました。スタッフも選手たちを支えるために寝る間も惜しんでチームを支えてくれました。選手とスタッフにどうかたたえる拍手をいただきたい」と語ると、場内から大きな拍手が送られた。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ

TOP