beacon

父と同じGKとして…“代表GK輩出”柏下部組織の次なる候補、ノグチピント天飛が続けるか

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-15日本代表候補GKノグチピント天飛

 2本目途中までゴールを守ったU-15日本代表候補GKノグチピント天飛(柏レイソルU-15)は2本目7分に決められた1失点で交代。「DFにカバーさせる声掛けだったり、自分も最後まで構えきれなかった。防げた失点でした」と悔しさを噛みしめた。

 父親のノグチピント・エリキソンさんは、サガン鳥栖や柏レイソルでプレーした経歴を持つ元GK。アスリート遺伝子は受け継がれ、中学3年生になる段階で、すでに187cmの恵まれた体格を持つ。

 小学1年生で始めたサッカー。2学年上で現在大成高に通う飛弦は、FWとしてプレーしているが、天飛は柏レイソルの下部組織に合格した小学校4年生の時から父親と同じGKに本格挑戦。世代トップGKの評価を得るまでになっている。

 ビーチサッカー日本代表のGKコーチなどを務める父親からアドバイスを貰うことはほとんどない。「僕には僕の指導者がいるので、気を使ってくれているんだと思います」。

 しかし「映像を見たりしますが、GKをやっていくうちにお父さんって凄かったんだと知りました」。GKというポジションを知れば知るほど、父親の偉大さを実感する。

 柏の下部組織出身GK。大先輩の中村航輔(ポルティモネンセ)や、パリ五輪代表で守護神の座を争う小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)と佐々木雅士(柏)を輩出するなど、近年の充実が目立つ。

「自分は身長があるので、それを活かしたクロスの対応やキックの精度が長所。近い所のパスだったり、スピードの質は課題なので改善していきたいと思っています」。憧れだと話す偉大な先輩たちに追いつけ追い越せの気持ちで、更なる高みを目指していく。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP