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横浜FM、強烈カウンターに苦戦も3試合ぶり勝利! FC東京はMF松木玖生のプロ初退場響き連勝3でストップ

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FW西村拓真が先制ゴール

[4.2 J1第6節 横浜FM 2-1 FC東京 日産ス]

 J1リーグは2日、第6節を行い、横浜F・マリノスFC東京に2-1で勝利した。積極的なプレッシングを仕掛けてきた相手に苦しい時間も続いたが、サイド攻撃からFW西村拓真とFWアンデルソン・ロペスがゴールし、3試合ぶりの白星。一方のFC東京はカウンターからチャンスを連発したが、MF松木玖生のプロ初退場も響いて4試合ぶりの敗戦となった。

 国際Aマッチウィークが明け、2週間ぶりに迎えたJ1リーグ戦。横浜FMはこの一戦を30周年記念試合と銘打ち、「#ともにその先へ」をテーマに盛り立てた。そんな横浜FMは今季開幕から選手を入れ替えながら連戦を勝ち抜いてきた中、FW宮市亮、MF渡辺皓太、西村が久々に先発。対するFC東京は今季全試合フル出場のDF小川諒也がメンバーを外れ、左SBには本職CBのDFエンリケ・トレヴィザンが起用された。[スタメン&布陣]

 試合は前半開始直後、カウンターを受けたFC東京の松木が宮市を倒し、キックオフからわずか30秒足らずでイエローカード。その後は横浜FMが勢いを保ち続けた。すると前半8分、横浜FMは左サイドをDF永戸勝也が攻め上がると、鋭いクロスボールに西村が反応。滞空時間の長いジャンプから強烈なヘディングシュートを突き刺し、先制点をもたらした。永戸と西村は元仙台のホットライン。昨季まで仙台で西村とチームメートだったGKヤクブ・スウォビィクの牙城を見事に破った。

 ところがFC東京も前半12分、早くも同点に追いついた。高い位置でプレッシャーをかけたFWディエゴ・オリヴェイラが渡辺からボールを奪い、カウンターを開始すると、スルーパスにMF安部柊斗が反応。最後はGK高丘陽平とニアポストとの間を冷静に打ち抜いた。これで勢いに乗ったFC東京は中盤で次々にボールを奪い、カウンターで決定機を創出。だが、同18分のDF長友佑都、同21分のFW紺野和也、同31分の長友、同33分の松木のシュートはいずれもゴールに至らず、1-1のままハーフタイムを迎えた。

 後半開始時、横浜FMは宮市に代わってMF水沼宏太、FC東京はFWアダイウトンに代わってFW永井謙祐を投入。序盤こそFC東京が前半同様のカウンターで脅威を見せたが、横浜FMがスコアを動かした。同2分、右サイドを攻め上がった水沼が鋭いクロスを送り込むと、ニアでA・ロペスが反応。DFに当たって軌道が変わったボールに名手スウォビィクも対処しきれず、ゴールが右ポストに当たってゴールに入った。

 横浜FMはさらに後半7分、永戸の右CKにA・ロペスが頭で合わせるも、強烈なシュートはスウォビィクがファインセーブ。FC東京も同12分、高い位置でのボール奪取から永井がクロスを送り込んだが、ディエゴには惜しくも合わなかった。同17分、横浜FMはDF角田涼太郎のスルーパスに永戸が抜け出し、ゴール前にラストパス。しかし途中出場FWレオ・セアラには通らず、決定機には至らなかった。

 FC東京は後半28分、空中戦のせめぎ合いから永井が左サイドを抜け出し、ペナルティエリア内でDF岩田智輝に倒されるも、オフサイドの判定。山本雄大主審は一度PKを宣告していただけに惜しい場面だった。一方の横浜FMは同30分、カウンターからFW仲川輝人がドリブルを仕掛けると、後方からスライディングタックルを仕掛けた松木に倒される。松木はこの試合2枚目のイエローカードが出されて退場。FC東京は10人で戦う形となった。

 FC東京は後半32分、MF三田啓貴の右CKにエンリケが頭で合わせたが、シュートはわずかに左へ。その後は数的優位の横浜FMにボールを握られる時間帯が続き、なかなか前に出られない。そのまま試合はタイムアップ。2試合連続で引き分けていた横浜FMが3試合ぶりの白星を収めた。一方のFC東京は連勝が3でストップした。

(取材・文 竹内達也)
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