beacon

スペイン人記者が最も警戒する日本代表の選手は?「エリア内は永遠の課題」と指摘も

このエントリーをはてなブックマークに追加

スペイン人記者が日本代表を分析

 スペイン『as』のアクセル・トーレス記者が、ワールドカップで対戦する日本代表について分析している。

 今年11月21日に開幕するカタール大会では、出場32チームのうち大陸間プレーオフで決まる2か国と欧州予選プレーオフで決まる1か国をのぞく29チームが3月31日までに決定。その中で、注目のグループリーグ組み合わせ抽選会が開催され、8つのグループが決定した。

 そして2010年王者であるスペインは、ドイツ、日本、そしてコスタリカとニュージーランドによる大陸間プレーオフの勝者と同じグループEに入ることが決定している。アクセル・トーレス記者は、日本について以下のように分析した。

「予選最終ラウンドのスタートは悪く、最初の3試合で2敗、270分間で1ゴールのみだった。特にオマーン戦(0-1)の大失敗は印象的だった。それでも、森保一のチームはその後6連勝を達成。3位オーストラリアに差をつけて本大会出場権を獲得している」

「日本は4-1-4-1を採用し、シュツットガルトで活躍する遠藤航がセントラルMFとして攻撃体制全体を支えている。田中碧守田英正はインサイドでプレーしており、柴崎岳原口元気に比べると知名度はないが、チームの好調を支えてきた」

「だが、最も決定的な選手はウイングのポジションからスタートする選手たちだ。リバプールFW南野拓実が最も有名だが、予選で一番ゴールに貢献したのはゲンクFW伊東純也だ。得点の部分に関しては、素晴らしい才能を持っている。なお監督の好みで言えば、久保建英はこの2人の後塵を拝している」

「そして、エリア内でプレーは永遠の課題である。日本は普段、素晴らしい意図を持ったチームであるかのように振る舞い、技術的にも美しく、ダイナミックだ。だが、GKの近くで守備をする時、そしてフィニッシュフェーズでも弱々しい」

「実際、No.9は森保監督が最も選手を交代させているポジションの1つ。出場が多い大迫勇也浅野拓磨も、トップクラスのストライカーではない。ディフェンスラインでは、冨安健洋板倉滉といったヨーロッパでの経験を持つ新たな価値が、吉田麻也長友佑都といったベテランが重要視され続けるバックの成長を助けることが期待されている」

●2022W杯カタール大会特集ページ
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP