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2ゴールの浅野拓磨を先発起用した理由…ボーフム監督「当然練習で状態を確かめている」

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FW浅野拓磨

 ボーフムに所属する日本代表FW浅野拓磨は、先日のリーグ戦で2ゴールをマークした。試合後の会見で、トーマス・ライス監督がその活躍への喜びを語った。

 ボーフムは2日に敵地で行われたブンデスリーガ第28節で、ホッフェンハイムと対戦。左サイドで2試合ぶりの先発を飾った浅野は28分、GKマヌエル・リーマンからのフィードを受けるとカットインから強烈なシュートを叩き込んで先制弾をマーク。さらに同点に追いつかれた後の59分、またものリーマンからのフィードを相手DFがクリアミス。それを見逃さずに抜け出し、GKとの一対一を制して決勝弾となる2ゴール目を決めた。

 日本がカタール・ワールドカップ(W杯)行きの切符を手にした先月24日のオーストラリア戦こそは先発出場するも、29日のベトナム戦は出番がなかった浅野だが、数日前にクラブに戻って来たばかり。試合後の会見で記者に「ボーフムからオーストラリア、日本、ホッフェンハイムと移動し、このような試合を見せたアサノだが、点取り屋として知られていない彼を起用した理由は?」と問われたライス監督は、こう返している。

「当然練習で状態を確かめているが、今回はとてもフレッシュな印象を受けていた。代表の2戦目には出場しなかったからかもしれない。もちろん時差による疲労は簡単ではない。それでも彼は練習でとても活発に動いていた」

「ゲリット・ホルトマンがコロナ感染から回復したばかりだったのと、ジビー(クリストファー・アンジビー・アジェイ)もガーナ代表から木曜日にしか戻っていなかったため、我々はサイドに問題を抱えていた。だから決断を下さなければなかったし、タク(浅野)を選んだんだ」

「時には監督として、トレーニングの印象が正しかったことが試合で証明されるという幸運なこともある。彼がついに報われ、いつもの精力的な働きぶりが結果に結びついたことを嬉しく思う。そして、うちにW杯に臨む選手がいるのは我々にとって誇らしいことだ」

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