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柳沢決勝弾!京都がアウェーで勝ち点3獲得(川崎Fvs京都)

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[4・5 J1第5節 川崎Fvs.京都 等々力]

 ナビスコ杯を含め4戦勝ちなしという苦しいスタートから2連勝と立て直してきた5位・川崎Fと2日の柏戦で今季初黒星を喫した11位・京都との一戦。アウェーの京都がFW柳沢敦の決勝ゴールで1-0で勝った。
 ホーム・川崎Fは2-0と快勝した札幌戦(2日)と同じくFWジュニーニョとFW鄭大世を2トップに置いた3-5-2の布陣。一方の京都はFW田原豊とMFアタリバが今季初先発。1ボランチで起用してきたシジクレイを3バックの中央に据えた3-5-2の布陣をとった。
 試合は前半7分、京都が右クロスにファーサイドで反応した田原がフリーでヘディングシュート。だが、その後はセカンドボールを支配した川崎Fが試合を優勢に進める。10分にDF裏へ抜け出したジュニーニョが左足シュートを放つと、17分にはMF大橋正博のラストパスを受けた山岸智が右足シュート。21分には大橋の右足FKがクロスバーを叩いた。
 川崎Fの速攻に苦しんでいた京都は29分にMF渡邉大剛がクロスバー直撃のミドルシュートを放つが、後半もジュニーニョ、鄭大世に立て続けに決定的なシュートを放たれるなど、劣勢を強いられた。それでも後半28分、途中出場のU-23日本代表MF中山博貴が右サイドからDF裏へ送ったラストパスを、柳沢がDFと競りながら左足で押し込み先制。多くの時間を相手に支配されながら中盤の献身的なプレスと3バックの粘り強い守備を試合終了まで発揮し続けた京都が、アウェーで貴重な勝ち点3を獲得した。

(取材・文 吉田太郎)

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