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上位対決で王者に力負けして連勝ストップも…柏が見せた「戦う姿勢」

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等々力でのリーグ戦は2016年以来勝ちがない柏

[4.9 J1第8節 川崎F1-0柏 等々力]

 第3節・鹿島戦(●0-1)以来、5試合ぶりの敗戦で連勝も2でストップした柏レイソル。無得点に終わったのも5試合ぶりのことだ。

 川崎フロンターレとの、3位(柏)対2位(川崎F)の上位対決で、最初の決定機を創出したのは柏だった。川崎F陣内でDF山村和也にMF小屋松知哉がプレッシャーをかけると、GKに戻そうとしたすきを突いてボールを奪取。そのままGKとの1対1まで持ち上がるも、シュートは枠の外へ。これがこの試合最初で最後のビッグチャンスとなってしまった。

 これまで勝ち点を積み重ねてきたときのような、いい形でボールを奪って攻撃に転じてチャンスにつなげるような場面も見られず。ロングボールが多くなり、パスワークで崩していくような攻撃も見せることができなかった。とりわけ後半は敵陣にボールを運べない時間が長く、シュートは冒頭の小屋松のシュートを含めた3本に封じられた。

「相手の守備がよかった」とネルシーニョ監督は試合を回想する。ピッチで戦ったDF中村慶太は「プレスの強度が高かった」と川崎Fの強さを認めつつ、「はがせる技術はある」とチームとしての成長を誓う。

「シーズンを戦っていくうえで、負ける試合は必ずある。負けることがあってもいい負け方ができれば、必ず結果はついてくる」。ネルシーニョ監督が選手にいつも伝えている言葉だといい、「敗戦はしましたが、選手たちは戦う姿勢を最後まで貫いてくれた」と称えた。

 柏は来週水曜日のルヴァン杯・鳥栖戦をはさんで、日曜日にホームで京都を迎える。

(取材・文 奥山典幸)
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