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FC東京と浦和はスコアレスで痛み分け…スペイン人指揮官同士の一戦はドローに終わる

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FC東京と浦和の一戦はドロー

[4.10 J1第8節 FC東京 0-0 浦和 味スタ]

 J1リーグは10日に第8節を行った。FC東京浦和レッズの対戦は0-0のドロー。FC東京アルベル監督と浦和リカルド・ロドリゲス監督のスペイン人指揮官対決は痛み分けに終わった。

 前節・ヴィッセル神戸戦では後半3得点で逆転勝利を収めた5位・FC東京。先発3人を変更し、DFエンリケ・トレヴィザン、出場停止明けのMF松木玖生、MF紺野和也がスタメン入りを果たす。4-1-2-3の布陣で、GKはヤクブ・スウォビィク、4バックは右からDF渡邊凌磨、H・トレヴィザン、DF森重真人、DF長友佑都。中盤のアンカーはMF青木拓矢、インサイドハーフは松木とMF安部柊斗を起用。前線3枚は右がMF永井謙佑、左が紺野、中央がFWディエゴ・オリヴェイラとなった。

 先制するも追いつかれる形が多い8位・浦和。先発は4人を代え、DF酒井宏樹が負傷から復帰した。DF明本考浩が左サイドバックで起用され、MF小泉佳穂、MF柴戸海もスタメン入りする。4-2-3-1の布陣を敷き、GKは西川周作、4バックは右から酒井、DF岩波拓也、DFアレクサンダー・ショルツ、明本が並ぶ。ボランチ2枚は柴戸とMF岩尾憲。2列目は右からMFダヴィド・モーベルグ、MF江坂任、小泉。1トップにFWキャスパー・ユンカーが入った。また、新加入のFWアレックス・シャルクがベンチ入りした。

 前半は、互いに様子を見ながら試合を進める。浦和はモーベルグやユンカーが、FC東京は森重が単発でシュートを放つが、ゴールを捉えない。浦和は前半22分、柴戸が左サイドからカットインをして右足シュート。芯に当たらないボールをPA中央のユンカーがつなぐと、PA右の深い位置からモーベルグがゴールに押し込んだ。だが、酒井に対するオフサイドが認められ、ノーゴールとなった。

 浦和は前半34分、左サイドの小泉のクロスをファーサイドの酒井がヘディングシュート。だが、ゴールライン上の森重にブロックされる。こぼれ球を江坂がオーバーヘッドキックで合わせるが、ゴール枠外に外れた。

 相手の攻撃を防ぐFC東京も反撃。前半40分、永井が自陣からロングカウンターに出る。相手のマークをはじきながら、敵陣近くの右サイドからPA内に折り返すが、待ち構えたD・オリヴェイラはタイミングを合わせきれず。絶好機で決め切れないエースは、地面を叩いて悔しがった。

 浦和は前半42分、柴戸、小泉、明本の好連係から左サイドを攻略。PA手前から江坂がパスを受け、PA内に通すが、ユンカーはボールを収められない。両者ともにチャンスを決め切れず、スコアレスで後半に折り返した。

 FC東京はハーフタイムに紺野を下げ、MFアダイウトンを投入。さらに、後半19分には松木を下げてDF中村帆高を入れる。右SBの渡邊がインサイドハーフに移動し、中村が右SBに入った。また、浦和も同タイミングでモーベルグに代えてMF松尾佑介を出場させる。左サイドに入った松尾は直後から突破を何度も繰り返し、チャンスを作った。

 FC東京は後半29分に渡邊が負傷するアクシデント。MF三田啓貴が出場し、同じ位置に入った。松尾投入から浦和は攻勢を強める。同33分には右サイドから酒井、岩尾、江坂とつなぎ、松尾がPA手前から右足シュート。だが、ゴール右外に惜しくも外れた。

 浦和は後半36分に小泉を下げ、デビュー戦となったシャルクを投入。背番号17のオランダ人FWはトップ下に入った。FC東京は同38分、アダイウトンがPA左手前から右足シュートを放つ。狙いすました弾道はゴール枠を捉えるが、西川のハイジャンプセーブにはじかれた。

 終盤にオープンな展開となるも、試合はそのまま決着つかず。0-0で痛み分けに終わった。浦和は15日からAFCアジアチャンピオンズリーグに参戦。30日までの短期間でグループリーグ6試合を戦う。

(取材・文 石川祐介)
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