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ACLグループリーグ開幕! J王者・川崎Fは車屋が後半AT同点弾、元浦和レオナルド&天野純ら擁する蔚山現代とドロー

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川崎FはACL初陣でドロー

[4.15 ACLグループI第1節 蔚山現代1-1川崎F ジョホールバル]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は15日、グループリーグ第1節を行った。川崎フロンターレ蔚山現代(韓国)と対戦し、1-1でドロー。ACL初戦は痛み分けとなった。短期集中開催のACL。川崎Fは18日の第2節で広州FCと対戦する。

 昨季J王者の川崎Fは2年連続9度目の出場。昨季は決勝トーナメント1回戦で、今回の対戦相手である蔚山現代にPK戦で敗れていた。リベンジを果たすべく、4-2-3-1の布陣を敷く。GKはチョン・ソンリョン、4バックは右からDF山根視来、MF山村和也、DF谷口彰悟、MF佐々木旭が並ぶ。ボランチ2枚はMF橘田健人とMFジョアン・シミッチ。2列目は右からMF家長昭博、FW遠野大弥、FWマルシーニョが起用される。1トップはFWレアンドロ・ダミアンが入った。

 一方、現在Kリーグ首位の蔚山現代にはJリーグゆかりの選手も所属。浦和レッズでプレーしたFWレオナルド、横浜F・マリノスからレンタルされているMF天野純、ガンバ大阪から完全移籍で加入したDFキム・ヨングォンなどが起用された。天野が前線や中盤、右サイドなど自在に動きながら、攻撃を司る。細かいパス回しでチャンスを作っていった。

 すると、前半22分に試合が動く。蔚山現代は最終ラインのMFパク・ヨンウがロングフィード。最前線のレオナルドが反応すると、そのままPA左に入り込む。冷静に左足シュートをゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 川崎Fもシュートまで持ち込むも、単発で得点には結びつかず。前半は0-1の追いかける展開のまま折り返した。

 後半に入ると、川崎Fは4-3-3の布陣に変更。シミッチがアンカーに立ち、遠野が右のインサイドハーフに、橘田が左のインサイドハーフに移動した。開始早々に、敵陣内のパスをカットした橘田がゴールを狙う。相手GKのファインセーブに阻まれるも、布陣変更で攻勢を強めていく。

 川崎Fは後半13分に再びチャンス。中盤のシミッチが前線にロングパスを送る。マルシーニョがPA左に受け、ゴール前で胸トラップ。こぼれたボールをダミアンが押し込むが、威力が足りず、ゴールには届かなかった。

 蔚山現代は後半16分に天野が下がり、MFイ・チョンヨンが入る。川崎Fも直後に遠野に代え、MF脇坂泰斗が入った。さらに同24分に3枚替え。橘田、山村、マルシーニョが下がり、FW知念慶、負傷から復帰したDF車屋紳太郎、FW宮城天が出場。家長が右のインサイドハーフに移動し、知念が右ウイング、宮城は左ウイングに入った。

 川崎FはPA内までボールを運ぶことはできるが、シュートまで持っていけない。後半35分にはダミアンに代えてFW小林悠を投入。諦めることなくゴールを狙うが、90分が経過し、後半アディショナルタイムの4分間に突入する。

 すると、終了間際に川崎Fがゴールネットを揺らす。右CKのこぼれ球を宮城が渾身シュートで狙うもGKのセーブに遭う。しかし直後、脇坂の左CKのこぼれ球を車屋が左足ボレー。ゴールに押し込み、待望の同点ゴールを挙げた。そのまま試合は終了し、1-1の痛み分けとなった。


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