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アギーレ監督、練習態度が理由で先発を外した久保建英に言及「素晴らしい青年だが…」

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アギーレ監督の下でプレーするMF久保建英

 マジョルカハビエル・アギーレ監督がMF久保建英に対し、メンタル面の改善を求めているようだ。

 久保は9日のラ・リーガ第31節アトレティコ・マドリー戦(○1-0)で先発出場も予想された中、アギーレ監督体制の発足から2試合連続でベンチスタート。それでも後半9分に途中投入されると、気持ちのこもったプレーを見せ、連敗を7で止める8試合ぶりの勝利に貢献した。

 スペイン『マルカ』のチーフエディターを務めるフアン・カストロ氏によると、久保がスタメンを外れたのは練習態度が原因だという。内田篤人氏がMCを務めるDAZNの番組『内田篤人のFOOTBALL TIME #77』にVTR出演した際に語っている。

「アギーレは試合後の会見で久保が先発ではなかった理由について、当初は先発メンバーで考えていたが、練習中の態度が気に入らず、ベンチにしたとコメントしました。しかし、途中から出場した久保の積極果敢なプレーを称賛もしました」

 さらにカストロ氏はアギーレ監督から直接聞いた話として、久保への期待や改善点も明かしている。

「今週、私はアギーレ監督とプライベートで会食しましたが、久保について多くのことを語ってくれました。『久保は重要な存在で、チームのために全力で戦わなければならない』と」

「そのためにメンタル面を変えたいと考えていました。マジョルカの置かれているチーム状況は依然として厳しいですが、アギーレは私に『久保は礼儀正しく素晴らしい青年だが、メンタルの改善は少し必要だ』と語っていました」

 このレポートを聞いた内田氏は「練習中の出来が悪かったんだなと、はっきり言ってくれた方が、なんでなんでって思うよりも、俺はやっぱアギーレいいと思う」と言及。元日本代表指揮官に賛同を示している。

「『使えないからベンチ外ね』ではないじゃないですか。ちゃんとチャンスを与えて、しかも出場時間も結構長くもらえたじゃないですか。最後の10分、5分とかじゃないから。あれだけくれるのは…いいよ、アギーレ! 俺は好きだったな」

 久保は16日(日本時間21時キックオフ)のラ・リーガ第32節エルチェ戦で再びベンチスタート。今節も与えられた出場時間でアギーレ監督にアピールすることはできるだろうか。

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