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遠藤渓太は“システムの犠牲者”…ウニオン監督が語るメンバー外続くウインガーの現状は?

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ウニオン・ベルリンMF遠藤渓太

 ウニオン・ベルリンウルス・フィッシャー監督が、メンバー外が続くMF遠藤渓太の現状について話している。

 2020年夏にレンタルで横浜F・マリノスから加わった遠藤はドイツでの初シーズンでは公式戦17試合に出場し1ゴールを記録。しかしながら、原口元気も獲得したクラブが昨夏に買い取りオプションを行使してからはシステムの変更やケガも影響し、4試合にしか出場しておらず、多くの試合ではメンバーにすら含まれていない。

 そして、現地メディアの記者もそんな遠藤の状況が気になっているようだ。DFBポカール準決勝のRBライプツィヒ戦(20日)に向けた記者会見に臨んだフィッシャー監督はドイツ誌『キッカー』の記者に同選手について「彼は典型的なウインガーが使われないシステムの犠牲者と言えるのだろうか。彼はどのような状況に置かれ、将来の展望はどうなのか」と問われた際にこのように返答した。

「確かにそう言えるかもしれない。サイドにプレーヤーを置かないシステムなので、彼にとってちょっとばかり不運だろう。ただ、何度か困難にぶつかり、最近も残念ながらケガもしていた。今はまた戻ってこようと一生懸命で、練習では本当にとても上手くやっている。ちょうど1~2日前に彼と話し、メンバーに復帰するためにポジティブな姿勢を失わず戦い続けなければいけないことを伝えたところだ」

「最後のケガでは4週間離脱し、練習できていなかった。ここ7~10日間、またチームと一緒に練習している。100%の状態に戻るためにはある程度の時間が必要だし、めげずに続けていくことが大事だ」

 一方、今後新ポジションで起用する可能性もあるかもしれない。

「練習では8番(インサイドハーフ)でプレーすることも少なくない。起用の可能性のあるポジションを見つけなければいけないからね。そういった可能性があるということだ。だが大事なのは、状況の理解のために常に選手と話をすることだろう」

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