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「ルックスで選ばれている」性差別的な嫌がらせを受ける女子選手、荒らしコメントを削除しない理由

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本人のインスタグラムより

 イングランドでSNSのインフルエンサーとしても知られる女子サッカー選手のMFガブリエラ・ハウエルが、性差別的な誹謗中傷について持論を語った。イギリス『ザ・サン』が伝えている。

 現在22歳のハウエルはイングランドのロンドン・サウスイースト地域女子リーグ1部のサットン・ユナイテッドに所属。サッカー選手としてプレーするかたわら、派手なライフスタイルをインスタグラム、ツイッター、ティックトックで公開し、多くのフォロワーを抱えている。

 これが原因でサッカー以外の部分に関する荒らしコメントが後を絶たないという。中には「女子サッカーの厄介なところだ。才能よりもルックスで選ばれている」との声もあったようだ。

 しかし、ハウエルは「サッカーができるし、ハイヒールを履くのも好きです」と落ち込む様子はなく、アンチからのコメントもあえて削除しないと告白。その理由を説明している。

「私は自分のプロフィールに(憎しみのこもったコメントを)残しておきたいし、それを削除することもしないです」

「若い女の子たちはインフルエンサーになりたいと考えているけれど、そのマイナス面には気づいていない。私は人々に気づいてもらいたいのです」

「誰もがあなたを好きなわけではない。こういうコメントを見ると、自分自身にそう言い聞かせています」

 誹謗中傷に真っ向から立ち向かい、インフルエンサーになりたい若者にそのデメリットも知ってほしいというハウエル。絶え間ない罵倒を受ける中で「厚かましくなるしかないですね」と、すでに“強靭なメンタル”を手にしていることも明かした。

インフルエンサーでもあるガブリエラ・ハウエル

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