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4枚替えも実らず…浦和が大邱に敗れてACL初黒星、日本人選手・鈴木圭太のクロスから決勝点献上

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浦和レッズは完封負けで今季ACL初黒星に

[4.21 ACLグループF第3節 大邱 1-0 浦和 ブリーラム]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループリーグ第3節を開催した。グループFでは浦和レッズ大邱FC(韓国)と対戦し、0-1の完封負けを喫した。初黒星を喫した浦和は、24日の第4節で再び大邱と対戦する。

 グループFはタイのブリーラムで集中開催され、15日から30日まで、中2日でグループリーグ6連戦を行う。15日の第1節ライオン・シティ戦を4-1、18日の第2節山東泰山戦を5-0で制して2連勝を飾った浦和は、山東泰山戦からGK鈴木彩艶、DFアレクサンダー・ショルツ、MF小泉佳穂を除く先発3人を入れ替え、3試合目を迎えた。

 システムは4-2-3-1を採用。最終ラインには右からDF酒井宏樹、ショルツ、DF岩波拓也、DF大畑歩夢が並び、ダブルボランチにはMF岩尾憲とMF伊藤敦樹を配置。2列目には右から小泉、MF江坂任、MF松尾佑介、1トップにはFWキャスパー・ユンカーが入った。

 序盤から浦和がボールを保持するものの、最終ラインに5枚を配置する大邱を相手に攻めあぐねる。そして、ボールを奪われると、大邱の縦に速い攻撃からゴールを脅かされてしまう。前半13分には自陣PA手前で岩尾のパスをカットされてMFブルーノ・ラマにフィニッシュに持ち込まれ、前半17分には縦パス1本でFWチョン・チインにPA内まで侵入を許して際どいシュートを放たてしまった。

 失点を免れ、その後も浦和がパスを回して試合を進めるが、大邱守備陣を攻略し切れず。決定機らしい決定機を創出できずに前半終了を迎えた。

 0-0のまま後半を迎えると、開始直後の同1分に危機を迎える。後方から送られたボールに反応してPA内に走り込んだチョン・チインに左足ボレーを枠内に飛ばされるが、横っ飛びした鈴木が片手で弾き出して難を逃れる。しかし、同8分、左サイドからDF鈴木圭太が送ったピンポイントクロスをFWゼカにヘディングで叩き込まれ、大邱に先制を許してしまった。

 1点のビハインドを背負った浦和は後半22分、MF柴戸海、MF明本考浩、MF関根貴大、MFダヴィド・モーベルグの4枚を一気に投入。さらに同38分には最後のカードとなるDF馬渡和彰をピッチへと送り込んで状況を打開しようと試みる。

 その後、ゴールに迫る場面を幾度となく創出する。しかし、後半44分にPA内からユンカーが放ったシュートがGKオ・スンフンの好セーブに遭い、こぼれ球に反応したショルツのシュートがポストを叩くなど最後まで大邱ゴールをこじ開けられず。0-1の完封負けを喫した。

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