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“マージーサイド・ダービー”はリバプールに軍配! 前半苦戦も後半2発で勝負あり、1ポイント差で首位追走

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先制点を挙げたDFアンドリュー・ロバートソン

[4.24 プレミアリーグ第34節 リバプール 2-0 エバートン]

 プレミアリーグは24日に第34節を開催した。日本代表FW南野拓実が所属する2位リバプールはホームで18位エバートンと対戦し、2-0で勝利。前日に行われた同節で白星を挙げていた首位マンチェスター・シティの背中を1ポイント差で追走中だ。なお、南野はメンバー外となっている。

 優勝に向けて負けられないリバプールと残留に向けてポイントを落とせないエバートンの“マージーサイド・ダービー”は、試合開始からホームのリバプールがボールを握るも、エバートン守備陣が守るゴール前を攻略できない。

 前半22分には、ボックス前でボールを受けたFWサディオ・マネが反転から右足で狙ったが、シュートはわずかに枠の外。同31分には左サイドDFアンドリュー・ロバートソンのグラウンダーのクロスにFWディオゴ・ジョタがニアサイドで合わせたが、シュートはゴール左へ外れていった。

 対するエバートンは前半34分にFWリシャルリソンが中盤で相手のボールを奪うと、そこからすぐさまカウンターへ。スピードで持ち上がりハーフラインを越えると、相手DFの背後にスルーパス。抜け出したMFアブドゥライェ・ドゥクレがペナルティーエリア内に侵入し、右足を振り抜いたが、シュートはゴール左に逸れていった。

 スコアレスで前半を折り返すと、後半もリバプールペース。最終ラインから丁寧に繋ぐリバプールとボール奪取からカウンターで反撃を試みるエバートンという試合の流れは変わらない。

 後半11分には、エバートンFWアントニー・ゴードンがDFラインの裏に抜け出し、GKアリソン・ベッカーと一対一を迎えたが、左足で放ったシュートはゴール右に流れていった。

 リバプールはゴール前を固めるエバートンに対してクロスボールで攻略を図るも、GKジョーダン・ピックフォードが守るゴール前の空域を制することができない。それでも、後半27分にやっとの思いでエバートンゴールをこじ開けた。

 右サイドでボール受けたFWモハメド・サラーがボックス内のFWディボック・オリギにパスを出しでそのまま侵入。オリギの落としを受け、浮き球を送ると、ファーサイドでフリーとなっていたロバートソンが頭で叩き込んだ。

 リバプール先制後は一転してエバートンが猛攻。それでも、リバプールDF陣、アリソンが体を張ってゴールを守り、ピンチを凌いだ。この状況を見ての判断か、ユルゲン・クロップ監督は後半37分にMFジョーダン・ヘンダーソンを投入。精神的支柱がピッチに入ると、すぐさま追加点が生まれた。

 後半40分、左サイドのコーナーキックの流れ弾を拾ったヘンダーソンがゴール前にクロスを送ると、FWルイス・ディアスがバイシクルシュート。地面に叩きつけられたボールはゴールへの軌道を外れたが、そこにオリギが走り込みヘディング弾を突き刺した。

 試合は後半に2点を奪ったリバプールが完封勝利。ホームで勝ち点3を積み上げ、1ポイント差で首位の背中を追っている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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