ミランは24日のセリエA第34節でラツィオと対戦した。先制点を許したが、後半2得点で2-1の逆転勝利。4位以上が確定し、2年連続となる来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場が決まった。試合後、ステファノ・ピオリ監督が選手たちを称えた。伊『スカイスポーツ』が伝えている。

　他会場の結果により、来シーズンの欧州CL出場はほぼ決定的となっていたミラン。スクデット獲得を目指し、強敵ラツィオとの大一番には勝利したいところ。敵地に乗り込み、白星を狙うが、開始早々に得点ランク首位のFWチーロ・インモービレにゴールを許してしまう。

　ミランは前半に追いつけなかったものの、0-1で迎えた後半5分、FWラファエル・レオンの折り返しにFWオリビエ・ジルーが合わせ、待望の同点ゴール。1-1と試合を振り出しに戻すと、同12分にはFWズラタン・イブラヒモビッチとFWアンテ・レビッチを投入し、一気に攻勢を強めていく。

　そして、後半アディショナルタイムにいよいよ試合がひっくり返る。敵陣PA内で混戦となったところを、イブラヒモビッチが頭でゴール前へ。最後はMFサンドロ・トナーリが押し込み、ゴールネットを揺らす。2-1と大逆転で勝利を掴んだ。

　ミランは2位インテル(1試合未消化)と勝ち点2差で首位をキープ。さらに、今シーズンに続いて来シーズンの欧州CL出場も確定した。

　試合後、ピオリ監督は「私の選手たちはライオンだ」と独特の表現で称える。

「ライオンは、最も賢いわけでも、最も速いわけでも、最も大きいわけでもない。しかし、自分が食べなければいけないことを知っている。毎朝、飢えで目を覚ます。われわれもその空腹感で目を覚まさないといけないんだ」

「チャンピオンズリーグ出場はすばらしいニュースだ。昨年のこの時期は、またトップ4に入れるかわからなかった。この道は連続することで成長する。最も難しいステップではあるが、それは大きな満足感をもたらしてくれる」

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