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劇的逆転弾で愛するミランに勝利もたらしたトナーリ「けっして忘れることのできない瞬間」

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MFサンドロ・トナーリ

 ミランはセリエA第34節でラツィオに2-1の勝利。先制を許したが、後半早々に追いつくと、後半アディショナルタイムにMFサンドロ・トナーリが逆転ゴールを挙げた。ミランに強い憧れを持つ21歳が、勝利の喜びを語る。伊『スカイスポーツ』が『DAZN』のインタビュー内容を伝えた。

 開始4分で失点を喫したミランは、後半5分に同点に追いつく。そして1-1で迎えた後半アディショナルタイム、FWズラタン・イブラヒモビッチがゴール前に送ったボールを、トナーリが押し込み、2-1と逆転勝利につなげた。

 この勝利で、ミランは2位インテルと勝ち点2差をつけて首位をキープ。さらに、2年連続となる来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場を確定させた。

 幼少期にはジェンナーロ・ガットゥーゾ氏に憧れを持ち、ミラン加入時には本人に電話して背番号8の着用の許しを得たというエピソードを持つ21歳。2020年夏に期限付き移籍で加入すると、昨夏に完全移籍となった。

 自らの得点で勝利し、トナーリは「ACミランのユニフォームを着てゴールを決めるというのは、忘れられない感動です」と振り返る。「人生最高の瞬間かはわからない。ただ、けっして忘れることのできない瞬間だ」と口にした。

 アシストしたのは、大ベテランで精神的支柱にもなっているイブラヒモビッチ。トナーリは「彼のような存在がいることはレアだ。彼の能力を最大限に生かす必要がある。この夜、試合を決めたのは彼のタッチだ。イブラから若手まで、全員で前進しなければ」とその大きな影響力を語った。

 敵地でのラツィオ戦にもかかわらず、スタンドには多くのミランサポーターが押し寄せた。「まるでサン・シーロにいるような気分だった。ここに来てくれたファンに感謝します。ホームでプレーしているようだった」とともに戦ったサポーターに感謝を伝えている。

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