beacon

川崎FはACL最終節勝利フィニッシュも…ジョホール勝利でグループ2位が確定、決勝T進出は他会場の結果次第に

このエントリーをはてなブックマークに追加

川崎Fが最終節で勝利を収めた

[4.30 ACLグループI第6節 川崎F 1-0 広州FC ジョホールバル]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は30日、グループリーグ最終節となる第6節を行った。川崎フロンターレ広州FC(中国)に1-0で勝利。しかし、他会場で首位ジョホールが2位蔚山現代に2-1で勝利したことで、川崎Fはグループ2位が確定した。決勝トーナメント進出は他会場の結果次第となった。

 前節で敗れたことで、2勝1敗2分でグループ3位となった川崎F。首位にジョホール(マレーシア)、2位に蔚山現代(韓国)が位置しており、最終節の結果次第ではグループリーグ敗退が決定することになる。突破の絶対条件は広州FCに勝利すること。その上で、他会場のジョホールと蔚山現代が引き分ければ、川崎Fが首位突破となる。

 川崎Fが勝利した上でジョホールと蔚山現代の勝敗がついた場合でも、まだ突破の可能性は残されている。他グループの結果次第で、川崎Fの東地区5組2位の成績上位3チーム入りが確定し、2位通過となる。

 川崎Fは4-3-3の布陣。GKはチョン・ソンリョン、4バックは左からMF松井蓮之、MF塚川孝輝、MF山村和也、MF瀬古樹が並ぶ。中盤はアンカーに小塚和季、インサイドハーフにFW遠野大弥とMFチャナティップ。前線3枚は左からFW宮城天、FW知念慶、FW小林悠となった。

 まずは目の前の試合で勝利すること。川崎Fは序盤から冷静に試合を運ぶが、前半14分にアクシデント。チャナティップが急きょ途中交代となり、MF橘田健人が入った。しかし、直後に先制ゴールが生まれる。瀬古が右サイドからパスを送ると、小林がワンタッチでコースを変えてPA手前に通す。パスを受けた知念が反転からPA中央で右足シュート。幸先良く得点を奪った。

 川崎Fは前半終了間際に決定機。小塚の浮き球パスに反応した小林が、PA中央でノーマークになる。胸トラップから左足ボレーも、相手GKに阻まれた。前半は川崎Fが1-0のリードで折り返した。

 後半に入ると、橘田がアンカーに入り、遠野と小塚がインサイドハーフとなる。後半20分には遠野と宮城が下がり、MF脇坂泰斗とFWマルシーニョが入った。同25分にはPA内の知念の落としから小林が左足シュート。グラウンダーの弾道は相手GKにはじかれ、追加点とはならない。

 川崎Fは後半42分に小林と小塚を下げ、MF家長昭博とDF谷口彰悟を投入。逃げ切る体制を整えた。

 試合はそのまま終了し、川崎Fが1-0で勝利。3勝1敗2分でグループリーグを終えた。

 一方、他会場のジョホールと蔚山現代は、ジョホールが2-1で勝利。ジョホールは前半5分にFKで先制点を奪うが、蔚山現代はその1分後に同点。MF天野純が豪快にゴールを決め切った。しかし終了間際にジョホールがオウンゴールで勝ち越しに成功。劇的勝利を収めた。

 この結果により、グループIは首位がジョホール、2位が川崎Fに。川崎Fが東地区5組2位の成績上位3チーム入りできるかは、これから行われる他会場の試合結果次第となる。

●ACL2020特設ページ

TOP