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オシム氏逝去にサッカー関係者が追悼コメント…阿部勇樹「しっかりと伝えていけるように」

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元日本代表監督イビチャ・オシム氏が逝去

 サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が1日、80歳で亡くなった。その報せを受け、数々のサッカー関係者が哀悼の意を表している。

 オシム氏は2003年にジェフユナイテッド千葉の指揮官に就任し、05年にはナビスコ杯優勝を達成。06年には日本代表監督に就いた。しかし、翌07年11月に脳梗塞を患い、無念の退任となっていた。

 千葉や日本代表で関わったサッカー関係者が各々のツイッターで哀悼の意を表している。

 千葉や日本代表で関わった水野晃樹は「オシムさんに出会わなければ、サッカーの楽しさ、奥深さにも出会わなかったと思う。そして特徴を見出してもらえた。見た目は怖くて無愛想だけど瞳の奥は愛に満ちた厳しいものと我が子を見る優しい瞳。またオシムさんに会うことが一つの夢でした」と語る。

 さらに「ジェフを日本を進化させ影響をもたらした。オシムさんの功績は計り知れないもの」と振り返る。ナビスコ杯決勝での「ミーティングのホワイトボードが真っ白で『何も話すことはない』『なぜならこの日の為に練習してきた』」というエピソードも明かしている。

 伊野波雅彦は「プロに入ってすぐに代表に呼んでくれた監督。色々な事を教わりました。感謝してます。ご冥福をお祈りいたします」とコメント。06年のAFCアジアカップ2007予選大会ではルーキーながら招集されていた。

 オシム氏の薫陶を大きく受けた人物のひとりである阿部勇樹。「2003年ジェフの監督になり、まだまだこどもだった、自分を鍛えてくれた恩師!オシム監督から、サッカーとは何か。人生とは何か。教えていただきました。今の自分があるのは、オシム監督の指導のおかげです!またお会いにいって、サッカーの話をいっぱいしたかった」と思いを語る。

 阿部は17年にはオシム氏を訪問し、再会も果たしている。「オシム監督から学んだ事は、自分の今後の人生で大事な事であり、それをしっかりと伝えていけるように頑張ります。サッカーが好きで好きでたまらない、オシム監督!感謝しております。日本に来てくれてありがとうございます。必ず報告しに行きます。心よりご冥福をお祈りいたします」と感謝を伝えた。

 同じく千葉と代表でともにした巻誠一郎は「オシムさん。僕にとってオシムさんはサッカーだけでなく、人生の師です。伝えたい事が溢れすぎて、書ききれません。1つだけ言える事は、サッカーを辞めた今でもオシムさんの教えを体現しています。巻は巻だから。巻にしか出来ないことがある。これからもオシムさんから学んだサッカーを、人生を体現していきます。オシムさん、心よりご冥福をお祈りします。ゆっくり休んでください」と伝えている。

 増嶋竜也は「監督次第でこんなにチームも選手も成長して変わっていくんだなぁって初めて思わされた衝撃的な人でした。オシムさんは本当に偉大な監督でしたね。ご冥福をお祈り致します」とコメントする。

 林彰洋は「最初に日本代表に呼んでくれた方。当時大学生であり、18歳で代表に呼ばれるには早かったけど、現在までその経験などが糧となり今までサッカーを続けられてます」と感謝を口にした。

 佐藤勇人は「ずっとジェフを気にしてくださっていたのに、最後までいいニュースを届ける事が出来ず、ごめんなさい。オシム監督の愛情ある厳しい言葉のおかげで、何となく生きていた自分が何かを成し遂げたい!と強い野心を持つ事ができました。本当に出会えてよかった。また会いたい」

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