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愛するチームのために…残留願うエバートンサポ、体を張った時間稼ぎ

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残留を争うエバートン

 チームの勝利のためにサポーターが体を張った。1日に行われたプレミアリーグ第35節でエバートンチェルシーをホームに迎えた。降格圏の18位に沈むエバートンにとって、残留のためにも是が非でも勝ち点を獲得したい一戦となった。

 前半をスコアレスで折り返すと、後半開始早々の1分にFWリシャルリソンのゴールで先制に成功。チェルシーの反撃をGKジョーダン・ピックフォードのビッグセーブなどでしのぎ、1-0のまま後半アディショナルタイムを迎える。

 しかし、アディショナルタイムは7分。勝ち点3を得るため、ピッチ上の選手たちはゴールを守り続ける。そして90+6分、ピックフォードが蹴り出したゴールキックが直接スタンドに飛び込むと、なんと、ボールを手にしたサポーターが服の中に隠して時間稼ぎ。

 DAZNでこの試合の実況を務めた野村明弘氏は「おそらくすぐにボールが出てこないと思います。ピックフォードは分かってやりましたかね」とユーモアたっぷりに語っており、解説の川勝良一氏も「多分、それもあるかもしれないですね」と苦笑。

 サポーターの時間稼ぎもあってか、エバートンは逃げ切りに成功。1-0の完封勝利で勝ち点は32に。降格圏からの脱出はならなかったが、残留を争う16位バーンリー、17位リーズとの勝ち点差はわずかに2で、消化試合はエバートンが1試合少ない状況となっている。


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