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鈴木唯人が圧巻1ゴール2アシスト! 清水は4発快勝で待望2勝目、湘南は6分間で痛恨3失点

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FW鈴木唯人が1ゴール2アシストの活躍

[5.3 J1第11節 湘南 1-4 清水 レモンS]

 J1リーグは3日に第11節を行った。湘南ベルマーレ清水エスパルスの対戦は、清水が4-1で勝利。FW鈴木唯人が1ゴール2アシストの活躍を見せ、待望の今季2勝目を手にした。

 いまだホームでの勝利がなく、1勝で17位に沈む湘南。前節からスタメンを7人変更し、3-5-2の布陣を敷く。GKは富居大樹が前々節の白星以来、今季2度目の起用。3バックは左からDF杉岡大暉、DF大野和成、DF山本脩斗が並ぶ。ボランチ2枚はMF米本拓司とMF田中聡で、左WBはMF畑大雅、右WBはMF古林将太。2シャドーはFW山田直輝とMF池田昌生が入る。1トップはFWウェリントンとなった。

 一方、清水は湘南のひとつ上の順位の16位。白星は2月26日の第2節・磐田戦のみで、直近4試合ではドローが続く。4-4-2の布陣で、GKは権田修一、4バックは左からDF山原怜音、DF鈴木義宜、7試合ぶり先発のDF立田悠悟、DF原輝綺が並ぶ。ボランチ2枚はMFホナウドとMF宮本航汰、左サイドハーフはMF白崎凌兵、右サイドハーフはMF中山克広。2トップはFWチアゴ・サンタナと鈴木唯となった。

 序盤は互いに様子を見つつ、最初に攻勢を強めたのは湘南。前半24分、古林が右サイドからPA中央に浮き球パスを送り、山田が胸トラップから右足シュートを放つ。しかし、惜しくもゴール右外に外れた。28分には山田のスルーパスから畑がPA左でボールを持つが、シュートを打てず。29分の池田のシュートは権田にはじかれながらゴールポストを叩いた。

 すると、清水が反撃に出る。前半32分、鈴木唯が田中との競り合いを制し、右サイドにパス。反応した中山がPA右から冷静に右足シュートを放ち、ゴール左隅に今季2点目となる先制ゴールを決め切った。

 さらに、清水は前半36分に追加点。山原の右CKをニアサイドの原が頭でそらす。ゴール前のT・サンタナが2度シュートもGK富居に阻まれる。だが、こぼれ球に鈴木唯が反応。体勢を崩しながらゴールに押し込み、開幕2試合連続ゴール以来の今季3点目を挙げた。

 清水は前半38分にもカウンター。鈴木唯が右サイドからグラウンダーのクロスを上げ、白崎がダイレクトで合わせる。GK富居がセーブしきれず、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。鈴木唯は1ゴール2アシストの活躍で、清水が6分間に3得点。前半を3-0のリードで折り返した。

 追いかける湘南はハーフタイムに3枚替え。古林、米本、山本を下げ、DF石原広教、FW瀬川祐輔、DF大岩一貴を投入。瀬川とウェリントンが2トップを組み、山田と池田が2シャドー。田中がアンカーとなった。

 すると、湘南は交代策が的中。後半5分、左サイドの畑がいったん後方に戻し、杉岡が左足で浮き球パスをゴール前に送る。大岩が頭で押し込み、1-3と点差を縮めた。その後も瀬川が前線でボールに絡み、チャンスを作っていく。

 しかし、清水はすかさず点差を広げる。後半5分、山原の左CKを混戦の中から鈴木義が押し込み、今季初ゴールでチーム4点目を挙げた。直後には2枚替え。ホナウドとT・サンタナに代え、MF松岡大起とFWオ・セフンが入った。湘南も20分に池田と大野を下げてFWタリクとFW町野修斗が入り、4バックに変更。27分にはウェリントンのヘッドからタリクが敵陣に進入も、シュートはGK権田に阻まれた。

 湘南は後半35分に田中が脳しんとうで交代となり、MF茨田陽生を投入。さらに、39分には町野が腕を痛めるが、交代枠は残っておらず、プレー続行となる。

 その後スコアは動かず、清水が4-1で約3か月ぶりの勝利。16位から暫定11位に浮上した。湘南はホーム初勝利とならず、今季最多失点で連敗を喫した。

(取材・文 石川祐介)
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