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磐田で全試合スタメン続く42歳MF遠藤保仁、圧巻2発の鹿島FW上田綺世に「敵として脅威に感じている」

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ジュビロ磐田のMF遠藤保仁

[5.3 J1第11節 鹿島 3-1 磐田 カシマ]

 ジュビロ磐田のMF遠藤保仁が今季、開幕節から11試合連続で先発出場している。終了間際に退いた2試合を含め、そのうち5試合で約90分間プレーするなど、42歳のいまも存在感は絶大。この日も首位の鹿島アントラーズ相手にフル出場し、鋭い相手のプレッシングをいなすパスでゲームメークを担っていた。

 それでも結果は1-3で敗戦。前半にミス絡みで2失点を喫すると、後半には遠藤のショートCKを起点にFWファビアン・ゴンザレスのヘッドで1点を返したが、最後はFW上田綺世のスーパーゴールに屈した。

「全体的に考えたらまだまだ力の差がある。前半の2失点があって、後半は多少リスクを負ってアグレッシブに行った。システムを変えたし、巻き返すことはできたけど、結果的に2点差で負けた。これを受け止めて次につなげて行けたら」

「僕らはまだまだ下から上がってきたばかりのチームだし、もっともっとミスを恐れずアグレッシブにやるべき。鹿島は戦い方がはっきりしているチームで、強度の高さもあった。決めるべきところを向こうが決めて3点を取っているので、そういうところを含めて差が縮まるようにやってけたらいいなと思う」

 そう試合を振り返った遠藤だったが、3点目のスーパーゴールを含む2得点を決めた上田には大きな称賛を送った。

「ゴールに向かってプレーする選手なので、敵として脅威に感じている。得点パターンも多いので対戦するときは厄介な選手。まだまだ経験を積んでいけると思うし、代表でも戦力になると思う」

 日本代表の未来を担うことが期待される23歳について「対戦する時以外は応援している」と遠藤。「FWにとって得点パターンが多いのは非常に有利に働くし、振りも速い選手。うちの選手も寄せていたと思うけど、あれくらいの決定力のある選手はいるということ」とチームの改善につなげることも忘れなかった。

(取材・文 竹内達也)
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