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6試合出場停止明けた鹿島ピトゥカが復帰「すごく反省している」「一つ一つ頑張っていきたい」

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MFディエゴ・ピトゥカ(右から2人目)

[5.3 J1第11節 鹿島 3-1 磐田 カシマ]

 首位を走る鹿島アントラーズに頼れる存在が帰ってきた。6試合の出場停止処分が明けたMFディエゴ・ピトゥカがJ1第11節磐田戦(○3-1)で、約1か月ぶりに公式戦のピッチに登場。中盤の底で約20分間にわたってプレーした。

 D・ピトゥカは4月2日に行われた清水戦(○2-1)の後半19分、交代でピッチを去る際に給水ボトルを蹴り上げ、一発退場処分を下された。ボトルはメインスタンドに向かって一直線に飛んでおり、幸運にも手すりに当たったため人への直撃は避けられたものの、けが人が出てもおかしくない行為だった。

 その後、ピトゥカはJリーグ規律委員会からリーグ戦4試合の出場停止処分を下され、事態を重くみた鹿島はクラブ独自の処分として期間内に行われるルヴァン杯2試合の出場停止処分を追加。今節の磐田戦が処分明け初戦となった。

 ベンチスタートとなったピトゥカはこの日、2-1で後半27分から途中出場。チームはピトゥカの処分後、MF樋口雄太とMF和泉竜司が縦関係を構成する布陣で好調を維持していた中、ピトゥカが中盤の底、樋口がトップ下に入るシステムとなった。チームは同33分、FW上田綺世のゴールでリードを2点に広げると、そのまま勝利。今節でのJ1首位をキープした。

 試合後、ピトゥカは「自分のしてしまった行いに自分自身も悲しんだが、家族やサポーター、いつも後押ししてくださっている方々を悲しい気持ちにさせてしまったことをものすごく反省している」と述べつつ、「戻れたことが素直に嬉しいし、これから継続して試合に出られるように少しずつ積み上げていきたい」と再起を誓った。

 その上で「6試合という長い期間だったので試合感を戻して、チームの力になれるように一つ一つ頑張っていきたい」と自身の取り組みにフォーカスしつつ、「しっかりと地に足をつけて積み上げていくことが大事。それを繰り返すことによってカップを掲げられるんじゃないかと思っている」とタイトル獲得に意欲を見せていた。

(取材・文 竹内達也)
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