レアル・マドリーの大逆転でのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝進出に、『BBC』解説陣も驚きを隠せないようだ。

　4日に行われたCL準決勝第2戦で、マンチェスター・シティと対戦したレアル・マドリー。第1戦を3-4で落としていた中、本拠地サンティアゴ・ベルナベウで迎えた第2戦だが、後半28分に失点して絶体絶命の状況に追い込まれる。それでも、同45分からの2分間でFWロドリゴ・ゴエスが2ゴールを奪って延長戦へ持ち込むと、延長前半5分にはFWカリム・ベンゼマが劇的な決勝PK弾。第2戦を3-1で制し、2戦合計6-5と大逆転での決勝進出を決めている。

　神がかり的な強さでファイナルの舞台へ駒を進めたレアル・マドリーに、識者も驚愕している。元イングランド代表でレアル・マドリーOBでもあるジョナサン・ウッドゲート氏は、『BBC Radio 5 Live』で「なんという試合だ。今まで見た中で最高の試合かもしれない」とし、サポーターも含めてレアル・マドリーを絶賛している。

「表現できないよ。レアル・マドリーとシティによる異次元の戦いは、もう見られない。このスタジアム、選手は負けることを決して知らないんだ。最後まであきらめずに戦う。80分には『ゲームオーバー』と思ったが、この観客とこのチームだけは違った」

　また、決勝の対戦カードとなったリバプールとレアル・マドリーの両クラブでプレーした経験を持つスティーブ・マクマナマン氏も「唖然としたよ」とし、以下のように続けている。

「90分、マンチェスター・シティはゴールを奪うことができなかった。そして、あのような展開になったんだ。レアル・マドリーは勝ち進んだ。パリSGやチェルシー戦を見ていると、到底信じられないよ。今夜は狙っていた時間帯にやってのけた。信じられないほどの偉業だ」

「パリSG、チェルシー、マンチェスター・シティを撃破し、決勝でリバプールを倒すようなことがあれば、おそらく史上最高の優勝となるだろう」

　リバプールとレアル・マドリーによる2021-22シーズンCLファイナルは、5月28日にスタッド・ド・フランスで開催される。

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