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[MOM3833]日章学園MF川越廉斗(1年)_スーパーゴールで先制点。注目ボランチが1ランク上のプレー

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日章学園高MF川越廉斗は先制点で流れを変えるなど、攻守両面で活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.4 球蹴男児 U-16D1第2節 日章学園高 5-0 筑陽学園高 大津町運動公園陸上競技場]

 日章学園高(宮崎)の福島将太コーチは、「あの1点で流れが変わりましたね」と背番号6の先制点を称賛していた。前半、決定機を作りながらも無得点で折り返した日章学園だが、後半開始直後にMF川越廉斗(1年=サガン鳥栖U-15出身)が技ありの先制点。サガン鳥栖U-15時代にレギュラーとして日本一を経験している注目ボランチが、チームを勝たせる活躍をしてのけた。

 後半3分、川越は左ハイサイドへ抜け出すと、「ウイングがもらった時に自分がサイドに抜け出してクロスと思わせて、一個持ち出して、巻いて決めました」。左足クロスと見せかけてDFを出し抜き、角度のない位置から右足シュート。コントロールされた一撃はGKの頭上を越えて逆サイドのネットに吸い込まれた。

「(ゴールの形は)正直、得意です。もうちょっと巻きたかったですけれども、上手くGKの逆を取れたので良かった」というスーパーゴール。待望の先制点によって勢いづいたチームは、2分後、4分後にも追加点を奪い、快勝を収めた。

 川越はこの日のプレーについて、「セカンドボールの回収などは90分出せたと思います。(攻撃面では)ボールをもらってからの反転ターンはあまり取られなかったので、それでゲームをコントロールできたと思います」と自己分析。守備面では相手に速攻を許さず、攻撃面では中央からコンビネーションで打開を図り、スペースへの配球でチャンスを演出するなど1ランク上のプレーで快勝に貢献した。

 今後の目標について、川越は「3年生の方にしっかり絡んで、結果を残してメンバーに入っていきたい。プリンスリーグデビューをできるようにしたい」と意気込む。プリンスリーグメンバーに入れば、鳥栖U-18の2ndチームとも対戦することもできる。

「(鳥栖U-15から)上がれなかったので、日章で結果を残してもっと上のレベルでやっていきたいです」と宣言。より走る部分にもこだわりながら、技術力や強度を磨き、上のステージで活躍する。

(取材・文 吉田太郎)
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