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鳥栖MF堀米勇輝がFK決勝弾!! 分析活かしてスウォビィク攻略「GKの情報は頭に入っていた」

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サガン鳥栖MF堀米勇輝

[5.8 J1第12節 FC東京 0-1 鳥栖 味スタ]

 サガン鳥栖MF堀米勇輝の今季初ゴールが、今季ホーム無敗のFC東京を破る決勝点となった。決めたのは直接FK。会心の一撃を叩き込んだレフティは試合後、分析スタッフへの感謝を真っ先に口にした。

 0-0で迎えた後半36分、ゴールから約20mという距離での直接FK。FC東京の壁は堀米から見てゴール右寄りを埋めており、名手GKヤクブ・スウォビィクは左寄りに立っていた。

 セオリーは壁の右上だが、堀米が狙ったのはGKに近い左上のコースだった。「ウチには素晴らしい分析スタッフがいて、GKの情報は事前に頭に入っていた。GKが非常に動きやすいという情報が入っていたので、あのコースに蹴れば入るなと思って蹴った」。堀米のキックがゴールマウスを捉えると、逆を突かれたスウォビィクは見送るしかなかった。

 J2のジェフユナイテッド千葉からJ1の鳥栖に個人昇格し、5年ぶりとなるトップカテゴリ。12試合中10試合の先発出場とレギュラーを確保し、得意のキックから初ゴールも奪った。

「キックの質を上げることは練習から取り組んでいて、今日はうまく結果が出た。セットプレーはいまのサッカーにおいてはすごく大事な武器にもなるし、キッカーを任されているので、その精度はこれからももっともっと上げていきたい。自分たちは積極的にプレーするチームなぶん、そういう機会も増えるので責任持って取り組みたい」

 そんな29歳に川井健太監督も試合後、「彼の左足は非常にクオリティが高い。またそれだけでなく、非常にハードワークしてチームに違いを出してくれている」と賞賛の言葉を送っていた。

 もっとも、指揮官はさらに言葉を続けた。「彼はこれで満足することはないと思う。今日は良かったと思うが、これを続けてほしい」。その思いは堀米自身も同じ。「また決められるように練習から。今日は喜んで、明日からまた取り組んでいきたい」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)
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