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「もっと突き詰めていかないと」、明治大MF佐藤恵允はU-21代表候補としてプレーも…大学選抜相手に無念の不発

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U-21日本代表候補としてプレーしたMF佐藤恵允(明治大)

[5.11 練習試合 U-21日本代表候補 0-2 全日本大学選抜]

 U-21日本代表候補は全日本大学選抜に0-2で敗れた。明治大でプレーするMF佐藤恵允はU-21日本代表候補として先発出場。「相手が大学生だから絶対に負けちゃいけない」と挑んだものの敗戦。攻撃的選手ながら無得点に終わり、「もっと突き詰めていかないといけない」と成長を誓った。

 U-21日本代表候補はJリーガーが大半を占める中、佐藤とDF岡哲平(明治大)の大学生2選手がメンバー入り。しかし、佐藤はすでに昨秋のAFC U23アジアカップ予選にU-22日本代表として招集されており、得点に絡む活躍を見せていた。3月の大岩剛監督体制のU-21日本代表発足時には、大学の選抜大会デンソーカップチャレンジに出場していたため招集外。今回満を持して初招集となった。

 Jリーガーで主力として活躍する選手とともに過ごした3日間。佐藤は「大学でも要求はあるけど、その質というか、具体的な要求が多い。試合中にエラーが起きたときの修正する力が高い」と自身が所属するカテゴリーとの違いを実感した。

 合宿最終日には、同じ土俵で戦う大学生の全日本選抜と対戦。「やりにくさはない」としつつ、佐藤もU-21日本代表候補も無得点で敗戦を喫した。「得点に絡むプレーを目標にしてやったんですけど、結果的に0点で終わってしまった。悔しいですし、もっと突き詰めていかないといけない」。結果を残すことができないまま、合宿期間を終えた。

 悔しい形で終わった合宿。その一方で浮き彫りになった課題もある。佐藤は4-3-3の前線右ウイングでプレー。同サイドの選手との連係不足があるという。「栗田(大輔明治大)監督にも周りとつながれと言われている。そういうのを追求した結果、またゴールにつながるプレーができる」。独力突破だけでなく、実力のある味方との連係が今後の飛躍の鍵になりそうだ。

(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2022特集ページ

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