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エクアドルのW杯出場権剥奪の可能性も…FIFAが出場資格のない選手の起用を巡る調査開始を発表

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エクアドル代表DFバイロン・カスティージョ

 国際サッカー連盟(FIFA)は、チリからの訴えを受けエクアドルへの調査を開始したことを発表した。

 カタール・ワールドカップ南米予選で4位に入り、ブラジル大会以来2大会ぶりの本戦出場権を獲得したエクアドル。しかし、先日から同国には本来出場資格のない選手を起用していたのではないかとの疑いが浮上。8試合に出場したDFバイロン・カスティージョに資格がなかったと報じられていた。

 これを受け南米予選7位に終わったチリのサッカー連盟は、出場資格のない選手を起用したエクアドルのワールドカップ出場権剥奪、そして自国の代替出場をFIFAに要求したことがわかっている。

 そして11日、FIFAはエクアドルへの調査を開始したことを発表。声明の中で「バイロン・ダビド・カスティージョ・セグラにエクアドル国籍を与える偽造がされた可能性があるとした関係書類と一連の申し立てに関して、チリサッカー連盟はFIFA懲戒委員会に対して訴えを起こした」と綴り、以下に続けた。

「上記の件を念頭に置いて、FIFAはこの件に関連する懲戒手続きを開始する決定を下した。エクアドルサッカー連盟とペルーサッカー連盟には、自らの立場をFIFA懲戒委員会に提出することを求めている」

 なお、チリはカスティージョがコロンビア人であるとの証拠を手にしている模様。仮に同選手がエクアドル代表としてプレーする資格がないことがFIFAによって認められれば、エクアドルのワールドカップ出場権が剥奪される可能性がある。

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